地球が静止する日

イメージ 1 51年に製作されたSF映画の古典「地球の静止する日」をキアヌ・リーヴス主演でリメイクしたSFスペクタクル・サスペンス。ある使命を帯びて地球に降り立った宇宙からの使者を前に、ついに存亡の危機を迎えた人類の運命を壮大なスケールで描き出す。共演はジェニファー・コネリーキャシー・ベイツ。監督は「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン
 ある日、謎の巨大な球体が地球に飛来、アメリカ政府が厳戒態勢を敷く中、宇宙からの使者クラトゥがセントラルパークに降り立つ。あらゆる分野の専門家を集めた対策チームが組織され、亡き夫の連れ子ジェイコブと2人暮らしの生物学者ヘレンも強制的に招集される。やがて軍の施設でクラトゥに対する尋問が試みられるが、クラトゥは特殊な能力で拘束を解くと施設から姿を消してしまう。クラトゥの目的も判らぬまま世界中がパニックとなる中、クラトゥは協力者にヘレンを選び接触を図る。そしてついに、ヘレンはクラトゥから衝撃の事実を告げられるのだったが…。(allcinema)


人類が滅亡すれば、地球は生き残れる。


2008年 アメリカ製作作品
原題:THE DAY THE EARTH STOOD STILL

監督: スコット・デリクソン
脚本: デヴィッド・スカルパ
音楽: タイラー・ベイツ
出演: キアヌ・リーヴス/クラトゥ
    ジェニファー・コネリー/ヘレン
    ジェイデン・スミス/ジェイコブ
    キャシー・ベイツ/国防長官



キアヌ・リーブスって好きな俳優さんです。
タイミングが合わなくて、劇場での鑑賞を見送った作品でした。


人類に対するメッセージ、というのがテーマなら伝わったでしょうけど、
内容的には印象に残らないというか…。

ヘレン(J.コネリー)と義理の息子・ジェイコブ(J.スミス)との関係のぎこちなさは、
なんだか【宇宙戦争】を思い出しました。
危機を乗り越えると、その関係が改善されて行く。

人間って、何かないと気がつかないんですよね。
相手がどんなに大切かって…。

気づいた時には遅かった…。という物語ではありますが、
そこに登場するキアヌ・リーブス扮する宇宙人が、人間のために地球を救おうとするんです。

どうして地球を救おうと思ったのか…?
たとえば、人間の優しさやまごころに触れるシーンとかがあれば良かったんですが、
その辺りの描き方は薄かったですね。


それともうひとつ。
なんだかヘレン親子が癇に障ったのは、
「please」と、頼んでばかりで自分たちは何もしてないじゃん!ということです。

人は変われる。と言い続けますが、変わるために何をしてたのでしょうか?
そんな人間に、よくも助けてあげようと思ったもんだ。


なんて思ったりしましたが、
宇宙人の無機質さを演じるキアヌは良いですね~。

ジェイコブ役は、途中で気がついたけどウィル・スミスの息子ですね。
凄い子役です!



宇宙人というのは、地球そのものだったのかな、と思いました。
地球が、環境破壊に対する警告を発したのかもしれません。

人類が滅亡すれば、地球は生き残れる、なんて言われないようにしたいものです。