近藤嘉宏 ピアノ・リサイタル

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★プログラム★

   ベートーヴェン 5大ソナタ
    第8番「悲愴」
    第14番「月光」
    第17番「テンペスト
    第21番「ワルトシュタイン」
    第23番「熱情」



6月27日(土)アクロス福岡シンフォニーホールでの近藤嘉宏さんのリサイタルに行って来ました。近藤さんは、月刊ピアノという雑誌にエッセイを掲載していた頃から知っていますが、直接演奏を聴いたことはありませんでした。今回その名前を見つけた時は、絶対に行く!と興奮しました(^^ゞ
アクロスのシンフォニーホールは1階の客席が1,200ありますが、土曜日のお昼という時間もあってか、子供連れや年配のご夫婦などでほぼ満席状態のようでした。
演奏曲目はオールベートーヴェンソナタ。どれも有名な作品ばかりなので退屈することはなかったのですが、それでもやはり他の作曲家の演奏も聴いてみたくなったのも事実です。  というのも、ベートーヴェンというのはどこか重く、暗く、激しく…。というのが多いわけで、5曲も続けて聴かされたら、さすがに閉塞感で少々息苦しくもなってくるわけです。       そんな中で、【テンペスト】の第3楽章の美しこと!涙が出そうなくらいのキラキラした音…なんとも幼稚な表現ですが…で奏でられるのです。ため息、ため息…。
指はものすごいスピードで鍵盤を走り抜け、ダイナミックな部分も存分に楽しめるのですが、ピアノ…音楽用語で小さく…で奏でられる音のなんと繊細なことか。なので余計にショパンやリストをどんな風に演奏するか聴いてみたくなっていました。するとアンコールでリストの【超絶技巧練習曲の台10番】を演奏してくれたではありませんか。またまた感動と興奮。アンコールというせいもあるかもしれませんが、解放された空間に音が弾けて行きました。う~~ん!こっちも良いわ!
今回は、コンサート初体験の大人の生徒さんと一緒だったのですが、CD購入でサインをしてくれるということでふたりでショパンのCDを購入しました。現在、ベートーヴェンソナタ全曲録音中の近藤さんではありますが、他の曲を渇望していた私の選択でした。                              このルックスです。サイン会に並んだのは女性ばかり。気がついたら2時間半近くの演奏後のサイン会です。多少お疲れだったようで、あまり笑顔がなく…。残念。              それでもサインまでもらった生徒は、全部が初めての体験で嬉しそうでした。よかったよかった(^^♪
今朝は購入したCDを聴きながら洗濯。ほんとに音が綺麗な人です。惚れました♪



        泣けるほど感動した【テンペスト第3楽章】はこんな曲です♪
        フジコさんには申し訳ないけど、近藤さんの演奏が好きです(^^ゞ
       
       Ingrid Fuzjko Hemming - Beethoven Piano Sonata No.17 The Tempest 3 Allegretto