レディホーク

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邪悪な呪いのために互いに手を触れる事もかなわぬ恋人たちが悪の司祭に立ち向かうファンタジー。夜は狼の姿になる騎士、昼は鷹の姿になる美女という恋人同志の設定は演ずるハウアー、ファイファーの個性も手伝ってかなり魅力的だが、狂言廻しの盗人の少年と敵の司祭が役不足で、アクション・シーンも物足りない。(allcinema)

1985年 アメリカ製作作品


監督: リチャード・ドナー
脚本: エドワード・クマーラ マイケル・トーマス トム・マンキウィッツ
音楽: アンドリュー・パウエル
出演: マシュー・ブロデリック フィリップ
    ルトガー・ハウアー エチエンヌ・ナバール
    ミシェル・ファイファー イザボー





旧作100円というキャンペーン中にゲオ。
夏休み期間中は、大変お世話になりました。
ずいぶん前に観たことがあって、でもまた観たい。という作品にはもってこいです。

で、今回はふと目に入ったこの作品。
友人からかりたビデオテープに入っていたのですが、さて、いったいいつのことか…。


中世ヨーロッパを舞台にしたおとぎ話。
呪いをかけられて、夜は狼の姿になる騎士、昼は鷹の姿になる姫。
ふたりは恋人同士なのに、人間の姿で会うことができない。

ほんの一瞬、朝日が昇るときに目が合うシーンは本当に切ないのです…。

脱獄囚のフィリップと、呪いをかけられるきっかけを作った僧侶が
ふたりの呪いを解く手伝いをします。

そして「夜のない昼、昼のない夜」に呪いは解け、
ふたり幸せになったとさ…というお話です。



言葉を交わすことのできないふたりに、仲を取り持つように伝言をするフィリップ。
時には嘘も交えながらの伝言は微笑ましく…。

お姫様役は、ミシェル・ファイファー
とっても綺麗ですが、人間の姿が少ないのが残念。
お城の塔から落ちる瞬間に夜が明けて鷹になるシーンは、
絶対にそうだと分かっていてもドキドキするんです。

そしてラスト。
お姫様物はハッピーエンドなのです。

騎士とようやく抱き合うシーン。
そこに感動するのではなく、フィリップと僧侶の嬉しそうな表情に感動。
今まで頑張った甲斐があったね…、と。




確かに20年以上も前の作品です。
今のCGなどを駆使したファンタジー物とは比べモノにはならないし、
物足りなさはあります。

こういう時代もあったと、
ほのぼのとした作りは、味があって良いです(^^)