アメリ

イメージ 1ロスト・チルドレン」「エイリアン4」のジャン=ピエール・ジュネ監督が、空想好きのちょっと変わった女の子の恋の道行きを、遊び心いっぱいにレトロでキッチュでチャーミングに描いた心暖まるコメディ。主演は本作ですっかりフランス中を虜にしてしまった「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」のオドレイ・トトゥ。ジュネ作品につきもののある種の“いかがわしさ”は随分と控えなものとなり(マルク・キャロとのコンビ解消によるもの、とはジュネ本人の弁)、表面的にはひたすら陽に徹した傑作ファンタジー
 小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そんなアメリは、あることをきっかけに他の人を幸せにすることに喜びを見出す。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはぜんぜん無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない……。
 ジュネ監督のディテールへのマニアックなまでのこだわりは健在。しかし、それがこれまでとは逆に徹底してポジティブに作用し、とにかく楽しいエピソードとチャーミングな映像が全編にちりばめられ、一瞬たりとも飽きさせない。フランスの現在抱えている様々な社会問題が完全に無視されていることに批判もあるそうだが、それゆえに愛すべき現実逃避映画とも言えよう。(allcinema)


幸せになる

2001年 フランス製作作品
原題:LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN
    AMELIE
    AMELIE FROM MONTMARTRE

監督: ジャン=ピエール・ジュネ
脚本: ジャン=ピエール・ジュネ ギョーム・ローラン
音楽: ヤン・ティルセン
ナレーション: アンドレ・デュソリエ
出演: オドレイ・トトゥ アメリ
     マチュー・カソヴィッツ ニノ




いつもジャケットのアメリが呼んでいて、手に取ったことも何度もあったのに…。
今回は旧作レンタル100円で観てみることにしました。


いきなりナレーションでアメリが大人になるまでを語っていくのです。
ちょっとびっくり、でした。

心臓病だと誤診されたアメリは、学校にも行かせてもらえず、
もちろん同年代の子供たちとも遊んだこともなく、
両親と空想のなかで大人になったのです。

おかげで、少々変な娘になってしまったのです。

人とコミュニケーションを取るのが苦手。
人と関わるのが苦手でした。

そんなアメリの成長記です。


後半、同じアパートの住人から肩を押されて、
アメリは1歩踏み出すことを決めます。

欲しいものは、自分で取りに行かなくちゃいけないんだと…。
幸せは向こうからやっては来ないんだ。



とても不思議な世界観ですけど、
砂糖菓子みたいな甘いけど、お洒落なところもあるフランス映画です。

アメリがたっくさん作戦を練るところは、
さすがに空想少女!という感じで、お見事。

恋するアメリがカワイイのです♪


もう少しシンプルにまとまっていたら、もっと集中できたかも…。

ポップな映像と、それを盛り上げる音楽は文句なく素晴らしいです。