隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
ジョージ・ルーカスなど世界中のクリエイターに多大な影響を与えた黒澤明監督の傑作『隠し砦の三悪人』を装いも新たにリメイクしたエンタテインメント活劇。戦乱の世、国を追われ再興を目指す姫と金塊を巡る決死の脱出劇をスリリングに描く。出演は嵐の松本潤、長澤まさみ、阿部寛。監督は「ローレライ」の樋口真嗣。
時は戦国時代、とある地方に秋月、早川、山名という互いに隣接した3つの小国があった。ところがある日、秋月が突然山名に攻め入られ陥落。しかし、莫大な秋月の軍資金は城から消えていた。一方、その軍資金探しを強制させられていた金堀り師の武蔵と木こりの新八は隙をみて逃走、すると偶然にも秋月の隠し金を発見する。だがそれも束の間、2人の前に現われた六郎太という男とその弟に囚われ金も奪われてしまう。実は六郎太は秋月の武将で、弟の正体は秋月家の唯一の生き残りである雪姫だった。彼らはお家の再興を図るため、軍資金を持って早川へ逃げようとしていた。そこで武蔵たちは、成功した暁の分け前と引き替えに、山名領を横断して早川領へ脱出する奇策を提案。こうして一行による過酷な逃避行が始まるのだが…。(allcinema)
隠された黄金と狙われた姫を追って、壮大なアドベンチャーが幕を開ける──。
2008年 東宝
監督: 樋口真嗣
脚色: 中島かずき
オリジナル脚本: 黒澤明 菊島隆三 小国英雄 橋本忍
音楽: 佐藤直紀
ナレーション: 大塚明夫
出演: 松本潤 武蔵
長澤まさみ 雪姫
阿部寛 真壁六郎太
椎名桔平 鷹山刑部
宮川大輔 新八
上川隆也 國村隼 高嶋政宏
時は戦国時代、とある地方に秋月、早川、山名という互いに隣接した3つの小国があった。ところがある日、秋月が突然山名に攻め入られ陥落。しかし、莫大な秋月の軍資金は城から消えていた。一方、その軍資金探しを強制させられていた金堀り師の武蔵と木こりの新八は隙をみて逃走、すると偶然にも秋月の隠し金を発見する。だがそれも束の間、2人の前に現われた六郎太という男とその弟に囚われ金も奪われてしまう。実は六郎太は秋月の武将で、弟の正体は秋月家の唯一の生き残りである雪姫だった。彼らはお家の再興を図るため、軍資金を持って早川へ逃げようとしていた。そこで武蔵たちは、成功した暁の分け前と引き替えに、山名領を横断して早川領へ脱出する奇策を提案。こうして一行による過酷な逃避行が始まるのだが…。(allcinema)
隠された黄金と狙われた姫を追って、壮大なアドベンチャーが幕を開ける──。
2008年 東宝
監督: 樋口真嗣
脚色: 中島かずき
オリジナル脚本: 黒澤明 菊島隆三 小国英雄 橋本忍
音楽: 佐藤直紀
ナレーション: 大塚明夫
出演: 松本潤 武蔵
長澤まさみ 雪姫
阿部寛 真壁六郎太
椎名桔平 鷹山刑部
宮川大輔 新八
上川隆也 國村隼 高嶋政宏
オリジナルはまったく知りません。
なので、新しい作品として観ました。
なので、新しい作品として観ました。
なんと言うか、全編にわたって、
全部セリフにしちゃって説明している感じが拭えませんでした。
もっと登場人物の表情とか、行動とかで心の奥を語ってほしかったです。
全部セリフにしちゃって説明している感じが拭えませんでした。
もっと登場人物の表情とか、行動とかで心の奥を語ってほしかったです。
お姫様と民との身分違いの恋でしょう。
もっと切なくていじらしい雰囲気も欲しかったし…。
ふたりが見つめ合うシーンが少ない!
もっと切なくていじらしい雰囲気も欲しかったし…。
ふたりが見つめ合うシーンが少ない!
君主としての道を選ぶしかない雪姫は、
旅を通して民の暮らしを知って、良い君主になるんだ。
という展開も読めるのに、その部分の描き方も薄い。
旅を通して民の暮らしを知って、良い君主になるんだ。
という展開も読めるのに、その部分の描き方も薄い。
本来なら、去っていく武蔵と、お城へ入って行く雪姫のシーンでは、
「やっぱり身分は越えられないのよね~!」と切なくむせび泣くはずでは…?
「やっぱり身分は越えられないのよね~!」と切なくむせび泣くはずでは…?
そこまでの描き方の所為で、そのシーンも当たり前すぎました。
もったいない!
もったいない!
それぞれに皆何かを背負っているわけです。
主役の武蔵や雪姫以外も。
阿部寛演じる真壁六郎太は忠義を、
敵方で丸っきしダースベーダーだった鷹山刑部は野心が、あったわけです。
そこももっと突っ込んだ描き方をしていれば、
キャラクターの濃さが面白かったはずです。
主役の武蔵や雪姫以外も。
阿部寛演じる真壁六郎太は忠義を、
敵方で丸っきしダースベーダーだった鷹山刑部は野心が、あったわけです。
そこももっと突っ込んだ描き方をしていれば、
キャラクターの濃さが面白かったはずです。
海辺のシーンでは、もっと爽快感を味わいたかったです。
ちょっと物足りない作品でした…。
ちょっと物足りない作品でした…。
未見の【椿三十郎】とともに、こちらもオリジナルを観なくては。