グラディエーター

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リドリー・スコット監督が放つスペクタクル活劇。古代ローマ帝国を舞台に、陰謀に陥れられた英雄騎士の死闘をダイナミックに描く。無敵の剣闘士役を演じた、ラッセル・クロウが秀逸。また、CGで描かれた巨大コロシアムや剣闘シーンの迫力映像も見どころ。西暦180年、皇帝に絶大な信頼を置かれていた歴戦の勇者マキシマスは、次期皇帝の任を依頼される。しかしその晩、皇帝は息子によって暗殺。罠にはまったマキシマスは、処刑の危機に陥る。(allcinema)



いま、ヒーローは立ち上がる

2000年 アメリカ製作作品
原題:GLADIATOR

監督: リドリー・スコット
脚本: デヴィッド・フランゾーニ ジョン・ローガン ウィリアム・ニコルソン
音楽: ハンス・ジマー
出演: ラッセル・クロウ マキシマス
    ホアキン・フェニックス コモデゥス
    コニー・ニールセン ルッシラ
    オリヴァー・リード プロキシモ
    リチャード・ハリス マルクス・アウレリウス
    ジャイモン・フンスー




2000年のアカデミー最優秀作品賞と、最優秀男優賞を受賞した作品です。
そう言う作品でも、未見のものが多くて…。

これはTVであったときに、横目で見てたようで、
場面の端々に記憶がありましたが、ストーリィーはさっぱり(^^ゞ


壮大な物語です。
指揮官として人望も厚く、兵士としての腕も確かな騎士・マキシマム。
皇帝に信頼されたばかりに、皇帝の息子から妬まれ処刑を言い渡される。
ところがこの処刑は、マキシマムだけに留まらず、
彼の家族にも処刑の命が下ったのです。

家族を想い、家族のために戦争に来ていたマキシマムにとって、
それは耐えがたいことでした。

処刑から逃れ、必死で家族の元へ…。

しかし時すでに遅く、妻と息子は天国へ。

家族がすべてだったマキシマムは、抜け殻のようになります。
ところがそこで出合ったプロキシモによって剣闘士になるのですが、
元軍人ですからね。強いんです。

そこで家族の仇を取ろうと、新皇帝の主催する大会に向かいます。

そこまでが前半。
マキシマムの苦悩が描かれています。

後半は、ローマへ舞台を移して、
マキシマムのコロシアムでの戦いと、皇帝への復讐が描かれています。

コロシアムでの殺し合いのシーンがメインになって、
この復讐というのが、何となく薄い感じでした。

だって、皇帝とグラディエーターが戦うなんてちょっとねえ。
あまりにあり得なさげで…(^^ゞ

後半は、時間ばかりが流れて行く感じで、
マキシマムや皇帝の姉・ルッシラとのことも流されて行きました。


皇帝が本当に嫌な奴で、でも嫌な奴になったのは仕方ないかと同情もしつつ、
ホアキン・フェニックスが憎たらしく演じています。
この人のこの演技があったからこそ
ラッセル・クロウが生きた印象もあります。


それにしても、人を殺し合うことが娯楽になっていたというこの時代は、
なんだかやっぱり理解できませんね…。


映像はとても素晴らしくて、CGも迫力を出す手助けをしてます。
マキシマムの故郷の、麦畑の麦の穂はなびくシーン。
印象的でした。

音楽はどこかで聴いたメロディーラインだな、と思っていたら、
パイレーツ・オブ・カリビアン・シリーズ】のハンス・ジマー
こちらも派手さを手助けする音楽でした。


娯楽作品として、最優秀賞を取っただけのことはあります。