ウォーロード/男たちの誓い

イメージ 1ジェット・リーアンディ・ラウ金城武の豪華共演で贈る歴史アクション大作。清朝末期の中国を舞台に、義兄弟の契りを交わした3人の男たちの熱き友情と彼らが辿る悲劇的な運命が、圧倒的スケールの戦闘シーンと三者三様の葛藤が交錯する感動の人間ドラマで描かれてゆく。監督は「君さえいれば/金枝玉葉」「ウィンター・ソング」のピーター・チャン
 19世紀末期。清朝軍の将軍だったパンは自分の部隊を全滅に追いやられ、失意の中で荒野を彷徨う。そんな時、謎の女リィエンと出会い、心癒やされる。しかし、翌朝すでにリィエンの姿はなく、その後パンは、盗賊団のリーダー、アルフと彼を兄のように慕う男ウーヤンと遭遇する。彼はそこで、あのリィエンと再会する。彼女はアルフの妻だった。そんな中、盗賊団の過酷な境遇を目の当たりにしたパンは、生き抜くためには軍隊として朝廷に仕えることが最善と訴え、アルフに受け入れられる。こうしてパン、アルフ、ウーヤンは義兄弟の契り“投名状”を交わし、運命を共にすると固く誓い合うが…。(allcinema)


それは命を懸けた義兄弟の契り。


2008年 中国/香港製作作品
原題:THE WARLORDS 投名状

監督: ピーター・チャン
共同監督: イップ・ワイマン
アクション監督: チン・シウトン
脚本: スー・ラン チュン・ティンナム オーブリー・ラム
音楽: ピーター・カム チャン・クォンウィン
出演: ジェット・リー パン・チンユン
    アンディ・ラウ ツァオ・アルフ
     金城武 チャン・ウーヤン
    シュー・ジンレイ リィエン
    グオ・シャオドン 蘇州城主ホアン



ジェット・リーアンディ・ラウ金城武
という3人が出ているなら、観なくちゃいけないでしょう☆


なんと言うのか…。
中国では有名な史実らしいのですが、その辺りが細かくないので、
一度観ただけでは分かりにくいです。

パン・チンユンは、率いる軍が全滅したのに生き残った大将。
…こういう根性の人物だということを、しっかり記憶していなくてはいけません。

盗賊のアルフとウーヤンに出会い、
貧乏人を救うためと、彼らを入隊させて再び大将となるのです。


戦いは騙し合いだと言い切るパン・チンユン。
非情な男は、味方をも欺いて大臣への道を歩んでいくのでした。


パン・チンユンは、義兄弟の契りを交わしたアルフの妻とは知らず、
助けられた女性に惹かれていました。
このアルフの妻とのことが、パン・チンユンの行動に意味を持たせたのか…。
もう一人の義弟・ウーヤンはそう思い込んでいましたけど、
果たしてどうだったのでしょう。
描き方が薄くてつかみにくい部分です。

とにかく、パン・チンユンの野心のために
アルフもウーヤンも、そして村の民も振り回された…。
そんな気がします。


突出するパン・チンユンをよく思うわけもなく、
彼もまた権力に利用されて終わってしまうのです。


三人の実力者の共演ではあるけれど、
同じ力で描こうとするのは無理があるかな…。

パン・チンユンの非情な采配も、時に目を背けたくなるくらいなので、
彼だけをもっと強烈に描いても良かった気もします。


戦闘シーンはかなりの迫力で見応えがありました。



自国の史実を描くとき、“認知されているもの”として描かれると
知識がなくて観る側は、ちょっと辛いですね(^^ゞ