3時10分、決断のとき

イメージ 1 ラッセル・クロウクリスチャン・ベイルの2大スター競演で贈る熱き男の西部劇ドラマ。エルモア・レナードの短編小説を基に製作された1957年の「決断の3時10分」をリメイク。アリゾナから裁判所のあるユマへ移送されることになった強盗団のボスと、彼をユマ行きの列車が出発する駅まで護送することになった借金苦の牧場主、対照的な境遇に生きる2人の男が道中で繰り広げる駆け引きと奇妙な心の交流を骨太のドラマと迫力のアクションで描き出す。監督は「17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジェームズ・マンゴールド
 かつては狙撃の名手だったが、南北戦争で片足を負傷し不自由となったダン・エヴァンス。彼は妻と2人の息子と共に、アリゾナで小さな牧場を営みながら暮らしていた。しかし干ばつが続き、借金がかさんで生活は苦しくなる一方だった。そんなある日、町へ向かったダンは、早撃ちで鳴らした強盗団のボス、ベン・ウェイドが保安官にあっけなく捕まる現場に居合わせる。ウェイドは裁判所のあるユマへ連行されることが決まるが、そのためにはユマ行きの列車が出発する3日後の午後3時10分までに遠く離れたコンテンションの駅に送り届けなければならない。道中はウェイドの手下をはじめ様々な危険が予想された。それでもダンは報酬目当てに護送役に名乗りを上げ、護送団の一員として過酷な任務に旅立つのだったが…。(allcinema)


心に秘めた生き様に、男は静かに命を賭ける。


2007年 アメリ
原題:3:10 TO YUMA

監督: ジェームズ・マンゴールド
原作: エルモア・レナード
脚本: ハルステッド・ウェルズ マイケル・ブラント デレク・ハース
音楽: マルコ・ベルトラミ
出演: ラッセル・クロウ クリスチャン・ベイル ローガン・ラーマン ウィリアム・エヴァンス
チャーリー・プリンス ピーター・フォンダ ヴィネッサ・ショウ アラン・テュディック
グレッチェン・モル




ラッセル・クロウとクリスャン・ベールが演じる男たち。

悪党に見えない悪党団のボス、ベン・ウェイド。
生活に追われる父親、ダン・エヴァンス。

ダンの息子、ウィリアムからすれば、家族を守ることすらできない、
かつて戦争で狙撃の名手だった、という過去にすがる父親より
強い伝説の男・ウェイドの方が父親よりカッコよく見える…。


ところが、守るものがあるダンの方が強い男だったんだと、
最後にウィリアムは気づいただろうな~。


そんな内容もさることながら、
カッコいい男ふたり、たまりませんね~。

ラッセル・クロウは悪党団のボスです。
平気で仲間も撃ち殺す、非常な男。
ところが、酒場の女に、「彼女に一緒にメキシコで暮らそう」
なんて言うシーンでは、ウェイドの見果てぬ夢を感じてしまう。


クリスチャン・ベイルは、戦争で失くした片足で家族を守る夫であり父親。
借金を返すために、ウェイドの護送を引き受けます。
護送する間に、ふたりの間に不思議な繋がり…が生まれ、
ダンの思いにウェイドが共鳴して行った、ような結末。


ひとり護送列車に乗り込むウェイド。
2度も脱走したと豪語し、口笛で愛馬を呼び寄せるあたり、
したたかなウェイドも見られました。


深いテーマを探すより、汗臭い男たちを鑑賞しましょう♪