バレエ・シューズ

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ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマ・ワトソン主演によるハートフルドラマ。30年代のロンドン。一風変わったバレエ学校に入学したポーリーン、ペトロヴァ、ポージーの3姉妹は、貧困の中それぞれの夢を目指して奮闘する。(TSUTAYA)


2007年 イギリスBBC
原題:BALLET SHOES

監督: サンドラ・ゴールドバッハ
脚本: ハイディ・トーマス ノエル・ストリートフィールド
音楽: ケヴィン・サージェント
出演: エマ・ワトソン エミリア・フォックス ヴィクトリア・ウッド ヤスミン・ペイジ ルーシー・ボーイントン






エマ・ワトソン主演ということでレンタルしてみたら、
イギリスのTVドラマだったんですね~。


1930年代、化石学者の元に両親を亡くした姪っ子・シルヴィアとナニーがやってきます。
その姪っ子が成長する間も、化石学者の叔父さんは世界中を旅してました。
そんな旅の合間に帰ってくるときに、
一人ずつ、合計3人の女の赤ちゃんと一緒でした。

長女、ポーリンがエマ・ワトソン
二女、ペトローヴァ。
三女、ポージー

三姉妹が成長するとともに、一家の家計は火の車に…。
いつ帰ってくるともしれないガム叔父さんは当てにできず、
家長のシルヴィアは病でも病院にも行けない。


そんなときに家計の足しにと家を間貸しすることにします。

やってきた三組。
この三組が物語の進行役になることは明らかです。

その進行役によって三姉妹はそれぞれの才能を見いだされ、
ポーリンとペトローヴァは舞台に立つことになり、
ポージーはバレエの才能を見込まれ、特別レッスンを受けることに…。


つまりは三姉妹の成長物語です。

お金のために舞台に立つうちに、いつしか傲慢な人間になっていく。
バレエの先生が卒中で倒れた時、
「気の毒なのはレッスンを受けられなくなった私よ!」
と叫ぶポージーは嫌な女の子でした。


このまんま行っちゃうのか~!?

という少々早い展開のラストは、すべてが丸く収まってほっとします。

嫌な女の子だったポーリンとポージー
身勝手ではなくて、周りを見ることができるようになるまでを
もう少し丁寧に描いてほしかったかな。

その二人に対して、
自分の夢を諦めてシルヴィアの健康を気遣うペトローヴァは、
最後まで優しさをなくすことがありません。

愛すべきペトローヴァ。


シルヴィアの恋愛話などもあって、盛り込みすぎた感は否めません(^^ゞ


それでも三姉妹の個性がよく描かれているし、
夢を持つこと、夢へ向かうこと、
そして何より一人ではないことを教えてくれる作品です。



う~ん。
駆け足過ぎてしまうラストは本当に残念。