THE LAST MESSAGE 海猿 2D (2010)

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命懸けの人命救助に臨む海上保安庁の潜水士たちの活躍を描いた劇場版第3弾にしてシリーズ完結編となる海洋エンタテインメント。今回は巨大天然ガスプラントで発生した火災現場に駆けつけた潜水士たちが決死の救助活動に挑み、絶体絶命の局面から生還への道を探っていく。出演は伊藤英明加藤あい。監督は全シリーズを手掛けてきた「おっぱいバレー」の羽住英一郎
 日韓露が関わった国家規模の重要プロジェクトとして福岡沖で稼働する巨大天然ガスプラント施設“レガリア”で火災事故が発生。折しも大型台風が接近、一層の緊張が高まっていた。その現場へ、仙崎大輔、バディの吉岡哲也海上保安庁救難隊がレガリアの設計主任・桜木と共に駆けつけ、すぐさま救出作業を開始。だがそのさなか、突然爆発が起こり、大輔たちはレガリア内に取り残されたうえ、逃げ場を失ってしまう。そんな彼らを救ったのは、第七管区機動救難隊の服部だった。しかし、現場は依然としてヘリも船も近づけない孤立状態。大輔は妻の環菜と生後間もない長男への思いを胸に、服部とバディを組んで帰還する方法を模索していくのだが…。(allcinema)
 
愛する人
何を残すか──。
 
 
監督: 羽住英一郎 
製作: 加太孝明 水口昌彦 島谷能成 亀井修 小笠原明男 
プロデューサー: 臼井裕詞 安藤親広 
製作総指揮: 亀山千広 
アソシエイトプロデューサー: 小出真佐樹 上原寿一 
ラインプロデューサー: 森井輝 
原作: 佐藤秀峰 
原案: 小森陽一 
脚本: 福田靖 
撮影: 佐光朗 
美術: 清水剛 
編集: 松尾浩 
音楽: 佐藤直紀 
音響効果: 柴崎憲治 
主題歌: EXILE 『もっと強く』
VFXスーパーバイザー: 石井教雄 
スクリプター: 荒澤志津子 
照明: 水野研一 
装飾: 沢下和好 
録音: 柳屋文彦 
助監督: 近藤一彦 
出演: 伊藤英明 仙崎大輔
     加藤あい 仙崎環菜
     佐藤隆太岡哲也
     加藤雅也 桜木浩一郎
     吹石一恵 西沢 夏
     三浦翔平 服部拓也
     濱田岳 木嶋久米夫
     時任三郎 下川いわお
     香里奈 松原エリカ
     勝村政信 遠藤翔太
     鶴見辰吾 吉森久貴
     石黒賢 北尾 勇 
 
“最期”なんて文字が躍っていたので、
誰かが死ぬなら観たくないな~、と思っていたんですが、
どうやら誰も死なないらしいという情報で、早速観に行きました(^^)
 
3Dは値上げもあったし、
ゆっくり鑑賞したかったので、2D鑑賞です。
 
 
この作品は、NHKTOKIO国分太一くんが主演した時から
気になるシリーズでした。
というのも、亡父が海上保安官で、
子供の頃から巡視船には連れて行ってもらっていたので、
とても馴染みがあったんです。
 
でもこんなに危険な職業だったんだと、
改めて認識しておりますが…(^^ゞ
 
TVでも放送されていたんですが、
前作【LIMIT OF LOVE】は、何度観てもラストは感動してしまいます。
今作は、そういう大きな感動はありませんでした。
いえ、決して面白くなかったわけではなく…。
 
今回新しく登場した後輩潜水士・服部を、
成長した仙崎が引っ張って行く、と言うシーンが中心で、
救出シーンは迫力はあったものの、あまり重要ではなかった気がしたのです。
 
成長しても、仙崎のおバカキャラは健在で、
くすっと笑えるシーンも多く、
気を張り詰めていなくてもいいことも原因でしょう。
 
 
陸で夫を待つ妻・環菜の姿は、多くの保安官の妻の姿だと思います。
服部と同じ第七管区に所属していた父は、
大陸からの密輸のことなど話をしていた記憶があって、
部下の方の弔辞に、危険な場面での父のことがあったのも記憶にあります。
そんな父でしたので、やはり母は心配していたと思います。
 
健在なら、この作品をネタに、いろんな話が聞けたでしょうけどね(^^)
 
そんな私ですので、
巡視船にも、保安官の姿にも無条件に感動してしまうんですが、
今回は、巨大天然ガスプラント・レガリアの映像にも感動してしまいました。
こんなに凄い映像、日本でも作れるようになったんだ~と。
 
馴染みのある音楽も、気分を盛り上げてくれます。
知った顔があちこちで見受けられて、嬉しくなります。
 
 
前作と流れ自体は同じで、展開に目新しいものはありません。
【ダイハード】のマクレーン刑事さながら、
不死身の仙崎。
それもいいじゃないですか♪
 
観終わったときに、清々しい気持ちになりました。
 
 
海上保安官同士の結びつき。
夫婦の結びつき。
人はひとりじゃない。
人と人との結びつきって素晴らしい。
そんなことも思わせてくれた【海猿】シリーズ。
 
これで終わってしまうのかな。
ちょっと寂いしいですけど、本当に楽しませてもらいました(^^)