ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010)

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J・K・ローリング原作の大ヒット・ファンタジー・シリーズの第7作にして二部構成で描かれる最終章の第一部。ついに闇の帝王ヴォルデモートとの最終決戦に臨むべく過酷な旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニーが、次々と待ち受ける試練に立ち向かっていく姿を描く。監督は「不死鳥の騎士団」「謎のプリンス」に引き続きデヴィッド・イェーツ
 ダンブルドア校長から託された使命を果たすべく、ヴォルデモートの不死の秘密である“分霊箱”を見つけ出し、破壊するための旅に出たハリーとロン、ハーマイオニーの3人。もはや誰の助けも受けられず、彼らはこれまで以上に互いを信頼し合い、助け合わねばならない。しかし、思うようにいかない旅の中で、次第に3人の絆にも亀裂が生じ始める。一方、ヴォルデモートの影響力は急速に拡大し、ついには魔法省ばかりかホグワーツまでもが支配下におかれてしまう。そして、そんなヴォルデモートが放つ死喰い人が迫る中、分霊箱の発見に奔走するハリーたちだったが…。(allcinema)
 
2010年 イギリス/アメリ
原題:HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I
 
 
監督: デヴィッド・イェーツ 
原作: J・K・ローリング 
脚本: スティーヴ・クローヴス 
音楽: アレクサンドル・デスプラ 
出演: ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
    ルパート・グリント ロン・ウィーズリー
    エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
    ヘレナ・ボナム=カーター べラトリックス・レストレンジ
    ロビー・コルトレーン ルビウス・ハグリッド
    トム・フェルトン ドラコ・マルフォイ
    レイフ・ファインズ ヴォルデモート
    ブレンダン・グリーソン アラスター・“マッド-アイ”・ムーディ
    リチャード・グリフィス バーノン・ダーズリー
    ジョン・ハート オリバンダー老人
    ジェイソン・アイザックス ルシウス・マルフォイ
    ヘレン・マックロリー ナルシッサ・マルフォイ
    ビル・ナイ ルーファス・スクリムジョール
    ミランダ・リチャードソン リータ・スキーター 
 
前作を劇場で観たくて、公開前にまとめてDVD鑑賞したと言う
どちらかというと一夜漬けファンなんですけど、
なんというか、感動しちゃいますね~。
 
何にかと言うと、主人公たちの成長に、です。
 
同じキャストで演じて続けられるってそれだけで感動モノです。
 
原作本は全く知りませんので、純粋に映画シリーズのファンです。
 
今回は最終章の前編なので、
物語としては大きな進展は見られません。
ダンブルドア校長から託されたハリーが、
学校を離れての旅に出るわけだけど、
今までの学園物から様相を変えていきます。
 
家族向けのファンタジーというより、ダークファンタジーの色が強くなります。
成長したハリーたちの行動や思考も、かなり“大人”になります。
おっとっと!と驚くシーンも…(^^ゞ
 
その中で変わらないのは、
ハリー、ロン、ハーマイオニーの友情。
命の危機にあるにもかかわらず…、
いやいや、だからこそその絆が深まって行く。
 
ロンがハリーとハーマイオニーの関係を疑っちゃうシーンや、
ハリーが無精ひげを生やすシーンとか
彼らの成長を感じさせてくれたりと、
若者らしいテーマはしっかりと描かれています。
 
分霊箱を探したり、新たな登場人物があったり、
それまでの仲間が死んだり、
ひとつずつのエピソードはさすがにしっかりしているけど、
とにかく前編だから、一番肝心なヴォルデモートとの対決はお預け。
 
分霊箱や死の秘宝とやらの在処もまだ掴めず、
消化不良のまま終わるのは仕方ないですね。
 
今回は万全な状態で公開することができないからと、
3Dを見送ったと劇場に告知してありましたけど、
2Dでも充分に迫力はあったし、
ダークなトーンが後篇への期待感を増してくれます。
 
死の秘宝について説明するシーンは、
影絵みたいでとっても素晴らしかったです。
 
お腹いっぱいの満足感は得られませんけど、
140分と言う長さを感じさせない集中力で見せてくれます(^^)