RED/レッド (2010)

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DCコミックスの人気グラフィック・ノベルを基に、「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリスをはじめ豪華キャストで実写映画化したアクション・エンタテインメント。突然古巣のCIAに命を狙われ始めた元エージェントが、真相を探るべく昔の仲間たちと反撃チームを結成し、巨大な陰謀に立ち向かうさまをコミカルに描く。共演に「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマン、「バーン・アフター・リーディング」のジョン・マルコヴィッチ、「クィーン」のヘレン・ミレン。監督は「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ
 かつてCIAの腕利きエージェントとして活躍したフランク。引退した今ではオハイオの田舎町で独り静かに暮らし、互いに顔も知らない役所勤めの独身女性サラと電話で会話することを唯一の楽しみにしていた。そんなある日、フランクの家に武装集団が侵入。しかし、フランクは難なく一味を仕留め、政府に全て監視されていたためサラの身の危険も察知し、はたして暗殺の危機から彼女を救い出すのだった。そして元上司ジョーのつてを借り、一連の原因を調べると、フランクの他9人の名が記された暗殺リストを発見。またそのリストにも挙げられ、フランクの同僚で宿敵でもあったマーヴィンにリストを見せると、10名は中米グアテマラでの特殊任務の関係者たちだと判明する。さらに人脈を利用してCIA本部に潜入し、事態の謎を解く鍵となる“グアテマラ文書”をまんまと手に入れるフランク。やがて元英国諜報局MI6の名狙撃手ヴィクトリアのもとに集ったフランクら歴戦の勇者たちは、全ての黒幕が政府と癒着した軍需企業だと知り、怒濤の反撃に転じるのだが…。(allcinema)
 
2010年 アメリ
原題:RED
 
それは、アメリカが最も恐れた危険なオヤジたち…
 
監督: ロベルト・シュヴェンケ 
製作: ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ  マーク・ヴァーラディアン 
製作総指揮: グレゴリー・ノヴェック  ジェイク・マイヤーズ 
原作: ウォーレン・エリス  カリー・ハムナー 
脚本: ジョン・ホーバー  エリック・ホーバー 
撮影: フロリアン・バルハウス 
視覚効果監修: ジェームズ・マディガン 
プロダクションデザイン: アレック・ハモンド 
衣装デザイン: スーザン・ライアル 
編集: トム・ノーブル 
音楽: クリストフ・ベック 
音楽監修: ジュリアンヌ・ジョーダン 
出演: ブルース・ウィリス フランク
    モーガン・フリーマン ジョー
    ジョン・マルコヴィッチ マーヴィン
    ヘレン・ミレン ヴィクトリア
    カール・アーバン ウィリアム
    メアリー=ルイーズ・パーカー サラ
    ブライアン・コックス アイヴァン
    ジュリアン・マクマホン ロバート
    リチャード・ドレイファス アレクサンダー
    レベッカ・ピジョン  クリス・オーウェンズ  アーネスト・ボーグナイン 
    ジェームズ・レマー  ドミトリー・チェポヴェツキー  マシュー・オルヴァー 
 
これはやっぱり劇場鑑賞でしょう♪
そう思って観てきましたが、正解でしたね(^^)
 
単なるアクション物かと思いきや、
最初っからなんだか雰囲気が変…?
 
引退したCIAの元エージェント・フランクは、
地下のトレーニングルームでちゃんと身体を鍛えていて、ふむふむ、と思っていたんだけど、
その後は年金の受け取りに関する相談を始めるんです。
相手はどうやら馴染みの女性らしい。
年金の小切手が届かないと言いながらその小切手を破り、
どんな本を読んでいるかと質問し、
同じ本が積み重なっている…。
 
そんなフランクに突然降りかかった突然の火の粉。
フランクがその火の粉を振り払うべく立ち上がってから、待ちに待ったシーンが始まります。
 
次々に登場する引退したエージェントたちは、どなたも皆個性的。
おまけに何といっても強い!
手に汗握る、という緊張感のあるアクションシーンではないけど、
呆れるほどの銃撃戦は、
そんなことしたら大騒ぎになるでしょーよ!と心配したくなるほど(^^ゞ
楽しませてくれます。
 
 
観ていて不思議な感覚に陥った要因のもう一つは、
敵役だと思っていた現CIAエージェント、ウィリアムの存在。
ある時間帯は、このウィリアム中心に話が進みます。
上司に目入れされて動いていたウィリアムが、フランクと接するようになって
少しずつ変わっていき…。
ラストは、そうだよね~と読めてしまう行動に出ます。
彼も、何が正しくて何をすべきかを自分なりに考えるようになるんです。
 
で、このウィリアム、どこかで観たことあるな~と思いつつ…。
そうそう!【ボーンシリーズ】に出てた!
カッコ良かったです(*^^)v
 

ジョン・マルコビッチの妄想壁のあるオヤジにも、
モーガン・フリーマンのスケベなオヤジにも笑えるし、
ヘレン・ミレンが、真っ白なドレス姿でマシンガンを撃ちまくるシーンはカッコイイし、
英ソのスパイとしての悲恋物語のオチも憎い。
大御所たちの活躍が中心なんだけど、
その中にあってこのウィリアムの存在で、事が治まるというアンバランスさが面白い。
 
 
引退したなんてウソでしょ。
みんな現役ですよ~。
 

お年を召した大御所たちの活躍には勇気をもらえますね。
もっともっと頑張ってほしい。
これからは若者の頑張る作品と、
こういう年齢の方たちが頑張る作品が、共存していけるといいんだろうな。