ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (2011)

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 2001年にスタートしたJ・K・ローリング原作の大ヒット・ファンタジー・シリーズ第7作の後編にしてシリーズ完結編。魔法学校ホグワーツさえも戦場と化す中、ついに迎える闇の帝王ヴォルデモートとハリー・ポッターの一騎打ちの行方を壮大なスケールで描き出す。監督は第5作「不死鳥の騎士団」以降のすべてを担当したデヴィッド・イェーツ
 ヴォルデモートを滅ぼすべく“分霊箱”を破壊するための旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニー。数々の困難に直面し、またヴォルデモートが放つ死喰い人の追撃に苦しめられながらも一つひとつ分霊箱を破壊し、残る分霊箱の発見に奔走していた。しかしそこには、さらなる危機と驚愕の真実がハリーを待ち受けていた。(allcinema)
 
2011年 イギリス/アメリ
原題:HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II
 
これが最後。
 
監督: デヴィッド・イェーツ 
製作: デヴィッド・ハイマン  デヴィッド・バロン  J・K・ローリング 
製作総指揮: ライオネル・ウィグラム 
原作: J・K・ローリング 
脚本: スティーヴ・クローヴス 
撮影: エドゥアルド・セラ 
プロダクションデザイン: スチュアート・クレイグ 
衣装デザイン: ジェイニー・ティーマイム 
編集: マーク・デイ 
音楽: アレクサンドル・デプラ 
出演: ダニエル・ラドクリフ ハリー・ポッター
       ルパート・グリント ロン・ウィーズリー
       エマ・ワトソン ハーマイオニー・グレンジャー
       ヘレナ・ボナム=カーター べラトリックス・レストレンジ
       ロビー・コルトレーン ルビウス・ハグリッド
       レイフ・ファインズ ヴォルデモート
       マイケル・ガンボン アルバス・ダンブルドア
       ワーウィック・デイヴィス グリップフック(小鬼)
       ジェイソン・アイザックス ルシウス・マルフォイ
       ジョン・ハート オリバンダー老人
       アラン・リックマン セブルス・スネイプ
       マギー・スミス ミネルバ・マクゴナガル
       ジュリー・ウォルターズ ウィーズリー夫人
       マーク・ウィリアムズ アーサー・ウィーズリー
       トム・フェルトン ドラコ・マルフォイ
       ボニー・ライト ジニー・ウィーズリー
       ジェームズ・フェルプス フレッド・ウィーズリー
       オリヴァー・フェルプス ジョージ・ウィーズリー
       イヴァナ・リンチ ルーナ・ラブグッド
       エマ・トンプソン シビル・トレローニー
       デヴィッド・シューリス リーマス・ルーピン
       ゲイリー・オールドマン シリウス・ブラック
       ジム・ブロードベント スラグホーン
 
公開から3週間経ったとはいえ、字幕版の上映がなくなるのは早すぎるんじゃない!?
後輩の誕生日プレゼントに一緒に行こうと約束していたんだけど、
気がついたら、夜は吹き替えの2Dしかないという状態。
夏休みだから仕方ないのかな~。
なんて思っていたけど、客席は結構入っているし、
吹き替えなんて、とちょっとバカにしていたけど中々良かったし、
まあ、どんな状態でも面白い映画は面白いんだと再認識したわけです。
 
前置きが長くなりましたが…。
 
130分と分かっていたけど、その長さを感じさせない濃厚な時間を味わうことができました。
一瞬とも気が抜けない。
だからこそ、もしかしたら吹き替え版でよかったのかも、と思っちゃいました。
 
足掛け10年の大作ですが、個人的にはここ3年程のファン。
キャラクターがほぼ同じキャストで演じているので、
その時間を感じさせたことがまず最初の感想でした。
ハリーやロン、ハーマイオニーはもちろんですけど、
スネイプ先生やマクゴナガル先生、ロンのお母さんだってアップになると
その顔にしっかりと刻まれた年輪を見ることができるからです。
 
そうしてそんな感慨にふけると同時に、
スネイプ先生の全てが明らかになったことで、
ずっと嫌味な奴だったのに、一気にいい人になってしまったことに
思わずウルウルしてしまいました。

今回はハリーとヴォルデモードとの最終決戦が中心なわけで、
それ以外の活躍シーンは少ない中、
ホグワーツの生徒も先生もみんなが戦うシーンは圧巻です。
 
つまりは撮影技術に圧倒されるわけですが、
どこをとっても本当にリアルな映像を堪能できます。
これは3Dでも観る価値あるかもしれませんね。
 
ストーリーとしては、ハリーがどうなる?とちょっと心配したけど、
大団円となって、ちゃっかりおまけまでついてます。
 
最強の力を放棄し、ハリーは普通の魔法使いの道を歩むことになるというのは、
他力ではなく、自力で人生を歩んでほしいというメッセージも感じました。
何が幸せか…。
ハリーは家族の温かさを知らずに育ったので、
きっと普通の家族を持つことに幸せを見出したのだろう、
そんな風に感じたラストでした。
 
全てはそのための闘いだったのかな。
 
これで終わりでちょっと寂しいですけど、
いつ観ても、何度観ても、楽しめる作品になったことは間違いないですね。
 

やっぱり原作を読みたくなりますね~。
いつか絶対挑戦します(^^)