サンクタム (2010)
「タイタニック」「アバター」のジェームズ・キャメロン製作総指揮で贈る3Dアドベンチャー・サスペンス。未開の巨大鍾乳洞で危険なケイブ・ダイブに挑み予期せぬトラブルに見舞われ退路を断たれてしまった探検隊一行が、水中迷路と化した洞窟内で繰り広げる過酷なサバイバルの行方を迫力の3D映像で描き出す。監督は「男たちの戦場」のアリスター・グリアソン。
南太平洋のパプアニューギニア。鬱蒼とした熱帯雨林のジャングルに大きく口を開けた巨大な洞窟。かつて誰も足を踏み入れたことがないこの洞窟の全貌を明らかにするべく、ベテラン冒険家フランクをリーダーとする探検隊が調査に乗り出す。しかし、ハイテクを駆使した調査も、一向に全貌はつかめぬまま。そんな中、サイクロンの接近によって急速に増水した地下水が鉄砲水となって調査チームを襲う。そして、フランクと息子のジョシュ、プロジェクトのスポンサーとその恋人ら5人が洞窟の奥深くで退路を断たれてしまう。そのため一行は、海へと通じる出口を求めて、未踏の洞窟を奥へ奥へと進んでいくことを余儀なくされるのだが…。(sllcinema)2010年 アメリカ
原題:SANCTUM世界には、まだ人間が行ってはならない場所がある。
そこは、聖域――
監督: アリスター・グリアソン
製作: アンドリュー・ワイト
製作総指揮: ジェームズ・キャメロン ベン・ブラウニング マイケル・マー
ピーター・ロウリンソン ライアン・カヴァナー
脚本: ジョン・ガーヴィン アンドリュー・ワイト
撮影: ジュールズ・オロフリン
プロダクションデザイン: ニコラス・マッカラム
編集: マーク・ワーナー
音楽: デヴィッド・ハーシュフェルダー
出演: リチャード・ロクスバーグ フランク
リース・ウェイクフィールド ジョシュ
アリス・パーキンソン ヴィクトリア
ダン・ワイリー クレイジー・ジョージ
クリストファー・ベイカー J.D.
ジョン・ガーヴィン ジム
ヨアン・グリフィズ カール
またしても3D映画ですが、そこばかりクローズアップしても仕方ない時代になってきましたね。
洞窟が舞台ですから、地表から降りて行くシーンには活かされていたかな、と思いますけど
以後の水中シーンではどうでしょう(^^ゞ
洞窟が舞台ですから、地表から降りて行くシーンには活かされていたかな、と思いますけど
以後の水中シーンではどうでしょう(^^ゞ
さて、内容ですが…。
前人未到の洞窟を探索するチームに、サイクロンという自然の猛威が襲いかかり閉じ込められ、
脱出するまでの物語なんですが、
洞窟や水中シーンがメインなので、とっても閉塞感があります。
おまけに息が詰まるし、痛いし…。
前人未到の洞窟を探索するチームに、サイクロンという自然の猛威が襲いかかり閉じ込められ、
脱出するまでの物語なんですが、
洞窟や水中シーンがメインなので、とっても閉塞感があります。
おまけに息が詰まるし、痛いし…。
かなり過酷な109分でした。
チームリーダーのフランクは、ベテランの探検家。
彼はとっても冷静に状況を判断し指示を出すのですけど、それが時には非情でもあるわけです。
彼はとっても冷静に状況を判断し指示を出すのですけど、それが時には非情でもあるわけです。
生き残るために必要だとしても…。
客席で観ていれば納得の決断だとしても、当事者には堪らないわけです。
“処置なし”と言って瀕死の友人を見捨てたり、
“パニックを起こせば死ぬから最後に”
なんて言われて、平常心でいられるわけがない。
“処置なし”と言って瀕死の友人を見捨てたり、
“パニックを起こせば死ぬから最後に”
なんて言われて、平常心でいられるわけがない。
6人でスタートした脱出の旅は、一人また一人と去って行きます。
去っていく理由は、何かあるぞ、という演出なので想像はつくんですけど
それでも期待できそうにないほどの閉塞感が続きます。
それでも期待できそうにないほどの閉塞感が続きます。
その中にあって、リーダーのフランクと、その息子ジョシュとの確執が描かれていますが、
反発していた父に対して、それが尊敬に代わっていく過程がせめてもの救いなんですけど、
この親子の確執の原因がイマイチはっきり描かれていないのが残念。
家にいなかった父親とは分かるけど、母親の姿が見えてこないのです。
この辺りをもう少し掘り下げていたら、二人の関係に感動を覚えてたかもしれないけど、
そうではないので、観終った後に爽快感が薄いんです。
この辺りをもう少し掘り下げていたら、二人の関係に感動を覚えてたかもしれないけど、
そうではないので、観終った後に爽快感が薄いんです。
それでも、ジョシュが水中から勢いよく飛び出したときは、
思わず一緒に大きく深呼吸をしてしまいましたけど(^^ゞ
思わず一緒に大きく深呼吸をしてしまいましたけど(^^ゞ
個人的には、泳げないし高いところは苦手だし、
絶対にこういうところには行かない、と思ったのが正直な感想です…なんて。