スリーデイズ (2010)
フレッド・カヴァイエ監督による2008年のフランス映画「すべて彼女のために」を、「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス監督、「グラディエーター」「ロビン・フッド」のラッセル・クロウ主演でハリウッド・リメイクしたサスペンス・アクション。ごく平凡な大学教授が、殺人の罪で投獄された愛する妻の無実を信じ、彼女を取り戻すため命を懸けた脱獄計画を練り上げ実行に移すさまをスリリングに描き出す。共演にエリザベス・バンクス、リーアム・ニーソン。
愛する妻子と共に幸せな毎日を送る大学教授のジョン・ブレナン。ところがある日、家に押しかけてきた警察によって妻ララが逮捕されてしまう。容疑は殺人。妻の無実を信じて奔走するジョンだったが、3年後ついに裁判で有罪が確定してしまう。絶望したララは自殺未遂を図り、それを目の当たりにしたジョンは、最後の手段“脱獄”を決意しする。そして、脱獄のスペシャリスト、デイモンに教えを請い、全てを懸けた綿密な脱獄計画を練り上げていくのだが…。(allcinema)監督: ポール・ハギス
製作: マイケル・ノジック ポール・ハギス オリヴィエ・デルボス マルク・ミソニエ
製作総指揮: アニエス・メントレ アンソニー・カタガス
脚本: ポール・ハギス
撮影: ステファーヌ・フォンテーヌ
プロダクションデザイン: ローレンス・ベネット
衣装デザイン: アビゲイル・マーレイ
編集: ジョー・フランシス
音楽: ダニー・エルフマン
出演: ラッセル・クロウ ジョン・ブレナン
エリザベス・バンクス ララ・ブレナン
ブライアン・デネヒー ジョージ・ブレナン
レニー・ジェームズ ナブルシ警部補
オリヴィア・ワイルド ニコール
タイ・シンプキンス ルーク
ヘレン・ケアリー グレース・ブレナン
リーアム・ニーソン デイモン・ペニントン
マイケル・ビュイエ
ジェイソン・ベギー
アイシャ・ハインズ
RZA
ラッセル・クロウ主演作品なので、期待して観に行ったんですが…。
観ている最中はハラハラドキドキして、入り込んでましたけど、
終わってからは、なんだかもやもやとしてしまいました。
終わってからは、なんだかもやもやとしてしまいました。
倫理的にどうなのよ、という作品はダメみたいです…。
思いっきりマンガチックにやってくれればいいんでしょうけど、
リアルに、そして政治的な意図みたいなものが織り込まれてないものは、
変に真面目に考えちゃってダメです(^^ゞ
思いっきりマンガチックにやってくれればいいんでしょうけど、
リアルに、そして政治的な意図みたいなものが織り込まれてないものは、
変に真面目に考えちゃってダメです(^^ゞ
妻の無実を信じた夫、ジョンはそれを証明するのが難しいと弁護士に言われ、
どうしたらいいか考えるわけです。
そうして選んだのが“妻を脱獄させること”でした。
どうしたらいいか考えるわけです。
そうして選んだのが“妻を脱獄させること”でした。
その方法について脱獄のスペシャリストに話を聞き、
ネットで鍵の開け方を調べ、偽装IDを手に入れ、壁一面の地図に書き込んで行く。
ネットで鍵の開け方を調べ、偽装IDを手に入れ、壁一面の地図に書き込んで行く。
必死な姿、それは“すべて彼女のため”。
その一途な姿は感動的ですらあるんですけど、奥さんの気持ちが掴めませんでした。
本当に無実なのか。
脱獄した後も、あれだけ必死だった夫に対して愛情を感じないんです。
もしかしたらとんでもない悪女だったりして。
みたいな裏を読みそうになってしまったけど、そうではないシーンもありました。
みたいな裏を読みそうになってしまったけど、そうではないシーンもありました。
ラッセル・クロウは、どこにでもいる教師役です。
ヒーローのようにカッコ良く妻を脱獄させるわけではなく、
きっちり計画しているようで、どこか行き当たりばったりだったりと、
そういう見せ方はとても緊張感があって良かったです。
普通の男が、愛する家族のために必死になる姿には感動しますけど、
頑張ったね、よかったね、と思えないのが残念な作品でした。