ハンナ

イメージ 1ラブリーボーン」のシアーシャ・ローナンが、アカデミー助演女優賞候補となった出世作「つぐない」のジョー・ライト監督と再びタッグを組み、冷血な美少女アサシン役で新境地に挑んだサスペンス・アクション。元CIA工作員の父親によって殺人マシーンとして育てられた16歳のヒロインが、やがて父のもとを離れてヨーロッパ各地を旅しながら自らの宿命と向き合い、一方で父娘を執拗に追うCIA女性捜査官が送り込む刺客との壮絶な戦いを繰り広げていく姿を、迫力の格闘アクションとともに描き出す。共演は「ミュンヘン」のエリック・バナと「エリザベス」のケイト・ブランシェット
 元CIA工作員の父にフィンランドの山奥で人知れず育てられた16歳の少女、ハンナ。幼い頃から格闘技をはじめあらゆる戦闘テクニックを叩き込まれ、ついにその戦闘能力は父をも凌ぐまでになっていた。そして、父のもとから旅立つことを決意したハンナ。父はそんな娘に、かつての同僚であるCIA捜査官マリッサに命を狙われる、“彼女に殺されるか、お前が殺すかだ”と忠告するのだが…。(allcinema)
 
2011年
原題:HANNA
上映時間 111分
製作国 アメリ
 
16才、罪を知るには若すぎる。
 
監督: ジョー・ライト 
製作: レスリー・ホールラン  マーティ・アデルスタイン  スコット・ニーミス 
製作総指揮: バーバラ・A・ホール 
原案: セス・ロクヘッド 
脚本: セス・ロクヘッド  デヴィッド・ファー 
撮影: アルヴィン・クーフラー 
プロダクションデザイン: サラ・グリーンウッド 
編集: ポール・トシル 
音楽: ケミカル・ブラザーズ 
出演: シアーシャ・ローナン ハンナ
    エリック・バナ エリック
    ケイト・ブランシェット マリッサ
    トム・ホランダー アイザック
    オリヴィア・ウィリアムズ レイチェル
    ジェイソン・フレミング 
    ジェシカ・バーデン

 
 
シアーシャ・ローナンは、気になる女優さんです。
出てると観たくなるし、内容的にも好きなジャンルなんですよね~。
 
今回彼女が演じるのは、フィンランドの森の中で父親に戦闘テクニックを教え込まれたハンナ。
戦闘テクニック以外は、本からの知識だけ。

 
こんなんで世の中に触れたらびっくりするだろうな~と思うんですが、
確かにそういうシーンはあるものの、
元々無表情な訓練を受けてるわけだから、
普通の女の子みたいに浮かれてキャーキャー言ったりしないわけです。
 
単なる暗殺者としてのハンナを描いているわけではなくて、
そこに出生の秘密が絡んできます。
 
なぜハンナが誕生したのか。
なぜ森の中で暮らさなくてはいけなかったのか。
そういう疑問は解決されるものの、
暗殺者ハンナのキャラクターが際立ってこないんです。
 
どこを描きたかったんだろう。
非情な暗殺者を描きたかったのか、
そんなハンナが、世間に触れることで成長する姿を描きたかったのか、
父親と名乗る元工作員との絆を描きたかったのか。
 
 
工作員エリック・バナを配していたり、
CIAの工作員ケイト・ブランシェットを配していたりするものの、
活かしきれてない気がしました。
 
シアーナはアクションもけっこう頑張ってたし、
走ってる姿は綺麗だったけど、
いろんな意味で無理があるし、どのエピソードも浅い…。
こういうのを脚本のせいと言うんでしょうか?
 
ちょっと残念でした。