キラー・インサイド・ミー

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 ノワール作家ジム・トンプスンの傑作犯罪小説『おれの中の殺し屋』(『内なる殺人者』)を「イン・ディス・ワールド」「マイティ・ハート/愛と絆」のマイケル・ウィンターボトム監督が映画化した戦慄のクライム・ドラマ。好青年と評判の保安官が、ふとしたきっかけから内なる殺人衝動を目覚めさせ、恐るべき凶行を繰り返していくさまを描く。主演は「ジェシー・ジェームズの暗殺」「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のケイシー・アフレック。共演にジェシカ・アルバケイト・ハドソンビル・プルマン
 1950年代の西テキサス。田舎町で保安官助手をするルー・フォードは誰からも好感を持たれる純朴青年。幼なじみの女性教師エイミー・スタントンと気ままな逢瀬を重ね、町の治安同様、穏やかな日々を送っていた。ある日、住民からの苦情を受け、売春婦ジョイスのもとを訪ねたルー。そんな彼を客と勘違いしたジョイスは優しくもてなすが、保安官と分かるや態度を一変、口汚くののしり平手打ちを喰らわす。その瞬間、抑えがたい怒りに駆られたルー。最初はジョイスをベッドに押さえつけ激しい殴打を繰り返し、やがて落ち着きを取り戻すと今度は互いに激しく求め合う。以来、ジョイスとの情事が日課となったルー。そして、これまで心の奥底に眠っていた闇も解き放たれてしまい…。(allcinema)
 
2010年
原題:THE KILLER INSIDE ME
上映時間 109分
製作国 アメリカ/スウェーデン/イギリス/カナダ
 
そして目覚める。もう一人の自分。
 
監督: マイケル・ウィンターボトム 
製作: クリス・ハンレイ  ブラッドフォード・L・シュレイ  アンドリュー・イートン 
製作総指揮: ジョーダン・ガートナー  リリー・ブライト  チャド・バーリス 
             アラン・リーバート  ランディ・メンデルソーン  フェルナンド・サリシン 
原作: ジム・トンプソン  『おれの中の殺し屋』(扶桑社刊)/『内なる殺人者』(河出書房新社刊)
脚本: ジョン・カラン 
撮影: マルセル・ザイスキンド 
プロダクションデザイン: ロブ・サイモンズ   マーク・ティルデスリー 
衣装: リネット・マイヤー 
編集: マッグス・アーノルド 
音楽: メリッサ・パーメンター  ジョエル・キャドバリー 
出演: ケイシー・アフレック ルー・フォード保安官助手
    ケイト・ハドソン エイミー・スタントン
    ジェシカ・アルバ ジョイス・レイクランド
    ネッド・ビーティ チェスター・コンウェイ建築会社社長
    イライアス・コティーズ ジョー・ロスマン建築業評議会会長
    トム・バウアー ボブ・マプルズ保安官
    サイモン・ベイカー ハワード・ヘンドリックス郡検事
    ビル・プルマン ビリー・ボーイ・ウォーカー弁護士
    ブレント・ブリスコー 
    リーアム・エイケン 
 
予告編を観て面白そうだとレンタルしたんですが…。
キャストも良いし…。
がしかし。
これはレビューが書きにくい。
 
人は誰しも、善と悪の部分を持っているのかもしれない。
それをコントロールするからこそ、人なのかもしれない。
 
それまで善人だった保安官助手が、あることをきっかけに悪人になって行く。
そこからは落ちるだけ。
嘘を隠すために殺人を繰り返す。
 
そういう男でも、女は愛し続ける。
哀しいほどに一途に。
救いがない結末だけど、それしかない結末。