アーティスト (2011)
フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンのコンビが、ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタイルで描き、みごと2012年のアカデミー賞作品賞に輝いた異色のロマンティック・ストーリー。共演はベレニス・ベジョ。また、劇中で主人公のチャーミングな愛犬を演じたタレント犬アギーの名演も大きな話題となった。
1927年、ハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、彼に憧れる女優の卵ペピーと出会い、自身の主演作でエキストラの役を手にした彼女に優しくアドバイスをおくる。そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わっていく。しかしジョージは、自分は芸術家だと主張してサイレント映画に固執、瞬く間にスターの座から滑り落ちることに。そんなジョージとは対照的に、時代の波に乗ってスターの階段を駆け上っていくペピーだったが…。(allcinema)2011年
原題:THE ARTIST上映時間 101分
製作国 フランス温かい涙、溢れ出す愛。この感動に世界が喝采――
監督: ミシェル・アザナヴィシウス
製作: トマ・ラングマン
製作総指揮: ダニエル・ドゥリューム アントワーヌ・ドゥ・カゾット
リチャード・ミドルトン エマニュエル・モンタマ
脚本: ミシェル・アザナヴィシウス
撮影: ギョーム・シフマン
美術: ローレンス・ベネット
衣装: マーク・ブリッジス
編集: ミシェル・アザナヴィシウス アン=ソフィー・ビオン
音楽: ルドヴィック・ブールス
出演: ジャン・デュジャルダン ジョージ・ヴァレンティン
ベレニス・ベジョ ペピー・ミラー
ジョン・グッドマン アル・ジマー
ジェームズ・クロムウェル クリフトン
ペネロープ・アン・ミラー ミッシー・パイル ベス・グラント ジョエル・マーレイ
エド・ローター ビッツィー・トゥロック ケン・ダヴィティアン マルコム・マクダウェル
ベイジル・ホフマン ビル・ファガーパッケ ニーナ・シマーシュコ スティーヴン・メンディロ
【受賞履歴】
アカデミー賞 2011年 ■ 作品賞
■ 主演男優賞 ジャン・デュジャルダン
■ 監督賞 ミシェル・アザナヴィシウス
■ 作曲賞 ルドヴィック・ブールス
■ 衣装デザイン賞 マーク・ブリッジス
やっぱりハードルが上がっちゃいますよね~。
観る前から『アカデミー賞』総なめの作品ですから、どうしたって期待値はグーンと高いわけで…。
観る前から『アカデミー賞』総なめの作品ですから、どうしたって期待値はグーンと高いわけで…。
前半は、そういう期待値というかフィルターを懸けて観ていたことは否めません。
後半、主人公のジョージが落ちぶれていく辺りから惹き込まれていました。
アカデミー賞受賞作品と言う肩書はどうでもよくなってました。
後半、主人公のジョージが落ちぶれていく辺りから惹き込まれていました。
アカデミー賞受賞作品と言う肩書はどうでもよくなってました。
ジョージとぺピー。
時代の流れに乗れる者と乗れない者。
上昇していくものと下降していく者。
その対比がかなり痛い…。
これはある程度年齢を重ねた人間には、現実を突きつけられているようで本当に痛いのです。
時代の流れに乗れる者と乗れない者。
上昇していくものと下降していく者。
その対比がかなり痛い…。
これはある程度年齢を重ねた人間には、現実を突きつけられているようで本当に痛いのです。
そんなジョージの気持ちの移り変わり。
言葉がなくてもちゃんと伝わってくる作品なのです。
言葉がなくてもちゃんと伝わってくる作品なのです。
お洒落な仕掛けもたくさんあるんですよー。
もちろん話題のわんちゃんは最高!
サイレント映画なので、とにかく音楽がずっと流れてるわけで、
邪魔にならず、盛り上げ方も抜群でした。
邪魔にならず、盛り上げ方も抜群でした。
ネタばれ反転
最後、踊り終わったふたりの息遣いから声が聞こえた時、ストンと落ちた気がしたんですね。
張りつめた気持ちが落ちたというか…。
あ~。こんなに声に飢えてたんだって思いました。
やっぱり現代の人間ですかね(^^ゞ
最後、踊り終わったふたりの息遣いから声が聞こえた時、ストンと落ちた気がしたんですね。
張りつめた気持ちが落ちたというか…。
あ~。こんなに声に飢えてたんだって思いました。
やっぱり現代の人間ですかね(^^ゞ
サイレントのままでいてほしかった、という意見もあるようですが…。
それは観る方のそれぞれの感想と言うことで。
そういうことではなくて、作品として好きかどうか、気にいるかどうか。
なんですすよね。
わたしは、もちろん満足しましたよ♪