踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 (2012)

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 織田裕二主演の人気TVドラマ「踊る大捜査線」の劇場版第4弾。青島刑事が挑む最後の難事件をスリリングに描く。キャストには、これまでのシリーズに登場したキャラクターが再集結し、さらにSMAP香取慎吾が新たに参加。監督は前3作に引き続き本広克行
 湾岸署管内で国際環境エネルギーサミットが開催され、湾岸署署員たちが警備に駆り出されている中、誘拐事件が発生、その数時間後には被害者が射殺体で発見される。しかも犯行に使われた拳銃は、警察が押収したものだった。警察の関与が疑われる事態に、すべての捜査情報は鳥飼管理官のもとに集められ、所轄捜査員には一切開示されないという異例の捜査体制が採られることに。そんな中で発生した第2の殺人事件が、青島をさらに窮地に追い込む。それでも懸命に捜査を続けた青島に、“真下の息子が誘拐された”という最悪の知らせがもたらされる。<allcinema>
 
2012年
上映時間 126分
 
監督: 本広克行 
製作: 亀山千広  永田芳男 
プロデューサー: 立松嗣章  上原寿一  安藤親広  村上公一 
ラインプロデューサー: 巣立恭平 
協力プロデューサー: 高井一郎 
脚本: 君塚良一            撮影: 川越一成             美術監督: 梅田正則 
デザイン: あべ木陽次        編集: 田口拓也             音楽: 菅野祐悟 
主題歌: 織田裕二  『Love Somebody CINEMA Version IV』
VFXスーパーバイザー: 石井教雄 
照明: 加瀬弘行            選曲: 藤村義孝             美術プロデュース: あべ木陽次 
録音: 加来昭彦            シリーズ音楽: 松本晃彦 
出演: 織田裕二 青島俊作         柳葉敏郎 室井慎次              深津絵里 恩田すみれ
        ユースケ・サンタマリア 真下正義                             伊藤淳史 和久伸次郎
        内田有紀原夏美         小泉孝太郎 小池茂              北村総一朗 神田
        小野武彦 袴田             斉藤暁 秋山                    佐戸井けん太 魚住二郎
        真矢みき 沖田             筧利夫 新城                    小栗旬 鳥飼
        香取慎吾 久瀬
 
織田さんファンだし、いよいよラストだそうだし、
これまで観てきた以上、最後まで見届けようと初日鑑賞です。
 
冒頭は何やら変…?
すみれさんと青島君が新婚さんで、唐揚げ屋さんをやってて…。
昭和の雰囲気がぷんぷんする店構え。
犯人逮捕のための、潜入捜査だと分かって納得。
 
そしていつもの湾岸署の風景に戻り、ドラマが始まります。
 
観ているうちに、長く続くシリーズ物に共通する感覚に陥りました。
主人公が成長して後輩ができて、表立った活躍を譲って行くような…。そんな感じです。
 
15年にも及んだ【踊る~】シリーズのラスト。
15年も経てば、新人だった青島刑事も係長になって、部下もできました。
 
今回は、直接の部下ではないけど、
小栗旬小泉孝太郎中心に話が展開されたり、
所轄が捜査から外されたこともあって、
物語の核心が見えるまで、青島刑事の際立った活躍はなく、
どちらかというと、小栗旬演じる鳥飼中心に回って行きます。
いつものように室井さんが湾岸署にやって来て、捜査の主導権を握り、
青島刑事が走り始めると、
いつもの見慣れた【踊る】の姿になるんだけど、
それまでは、謎の男・鳥飼監理官の独壇場にさえ見えるのです。
 
それもあって、青島刑事も年取ったな~って思っちゃったのです(^^ゞ
 
ところが、同じく15年共にした室井さんが湾岸署で指揮を取り始めると、
様子が一変します。
 
ああ、これが【踊る~】だ。
 
古傷を抱えて、犯人を追いつめる青島刑事。
走り続ける青島刑事と、彼をバックアップする室井捜査官。
見なれた風景に、気分が高揚していきます。
 
話は、警察機構の悪しき部分と闘う青島と室井という構図なわけで、
最終的にどんな結末で、すっきりさせてくれるのかは
観てのお楽しみなんでしょうが、
ラストにふさわしく、やっぱりふたりはヒーローでした。
そういうベタな展開も、大事なファンサービスだと思うんですよね~。

まだまだ活躍できる場はありそうだし、物足りなさも感じるけど…。
本当にラストなのか怪しい。
だって、青島くんとすみれさんのこと、決着ついてないじゃん…!
とは思うけど…。
 
とりあえず、織田さんも柳葉さんもお疲れ様。
ふたりの次の作品に、期待しましょう(^^)