鍵泥棒のメソッド (2012)

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 「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督が、堺雅人香川照之広末涼子を主演に迎えて贈る痛快コメディ。ひょんなことから人生が入れ替わってしまった対照的な2人の男と婚活中の女性が巻き起こす奇想天外な物語の行方を、内田けんじ監督ならではの予測不能の展開と巧みな構成で軽妙かつスリリングに描き出していく。
 自殺願望のある売れない役者・桜井武史。ある日、銭湯で羽振りのいい男が転んだはずみに頭を強打して記憶を失う現場に居合わせる。とっさにロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます桜井。ところが、その男が誰も顔を見たことがない伝説の殺し屋コンドウだったことから窮地に陥ってしまう。一方、自分を貧乏役者の桜井だと思い込んでしまったコンドウは、真面目に演技の勉強に取り組み始める。すると、そんなコンドウの姿に女性編集者の水嶋香苗が好意を持ってしまう。やがて、婚活に必死な彼女からプロポーズされてしまうコンドウだったが…。<allcinema>
 
2012年
上映時間 128分
 
入れ替わった人生、大金の行方、そして結婚――
その先にはなんと、史上最高に爽快でトキメくラストが待っている!?
 
監督: 内田けんじ 
プロデューサー: 深瀬和美  赤城聡  大西洋志 
エグゼクティブプロデューサー: 藤本款  和田倉和利 
脚本: 内田けんじ 
撮影: 佐光朗 
美術: 金勝浩一 
編集: 普嶋信一 
音楽: 田中ユウスケ 
主題歌: 吉井和哉   『点描のしくみ』
キャスティングディレクター: 杉野剛 
照明: 加瀬弘行 
録音: 藤本賢一 
助監督: 村上秀晃 
出演: 堺雅人 桜井武史                    香川照之 コンドウ/山崎信一郎
        広末涼子 水嶋香苗                  荒川良々 工藤純一
        森口瑤子 井上綾子
        小山田サユリ             木野花              小野武彦 
 
後輩の誕生日プレゼントで、一緒に観てきました。
単純に面白かったです。
 
主要な登場人物三人は、どこかしら変わってるんだけど、
それが愛らしさを醸し出しているんです。
 
雑誌の編集長である広末涼子演じる香苗。
結婚するんだと決めて、それを社員に報告するんだけど、
実は結婚相手もいないという状態。
まずは数多くの人に出会いたいと、社員に協力を求めます。
ここの社員も、それに何も言わずに協力するユニークさ。
 
殺し屋?のコンドウを演じるのは香川照之
この配役だからね~。
絶対一筋縄じゃいかんよ、と思っていたら案の定。
なぜ?をつけたかは、最後に明かされます。
 
自殺未遂で、死ぬこともできない売れない役者桜井を演じるのは堺雅人
全然カッコ良くない桜井。
でも人の良さがにじみ出るのは、さんだからかな~。
 
仕事を終えたコンドウが銭湯に行き、そこで石鹸で足を滑らせて転倒。
気を失ってしまった彼のお財布の分厚さを知っていた桜井が、
どさくさにまぎれてロッカーの鍵をすり替えてしまったことから、
出会うはずのない三人が出会い、物語が進んでいきます。
 
香苗の結婚願望から発生する恋愛ドラマと、
コンドウと桜井の、入れ替わった人生ドラマが交錯していきます。
 
香苗とコンドウの存在感が強くて、今回はさんの影はやや薄め…?
いやいやちょっと待って。

実は“売れない役者”とかコンドウとの性格の対比とか、
彼の行動のすべてとか、
実は彼がこの物語を支えているという、大事な役どころなんですよね~。

いろんな伏線があって、それが最後には回収されるし、
もちろん、キャストもハマってて、観ていて安心できます。
 
物語に入り込めると、笑えるシーンに素直に笑えます。
こういう物語は、そうあるべきかな。と思います。
素直に受け入れて、笑っちゃいましょう(^^)