ワンダーランド駅で

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 同じルートの電車で通勤している男女の2人が出逢えそうでなかなか出逢えないというシチュエーションが繰り返される斬新なラブ・ストーリー。ボストンの街を走る地下鉄ブルーライン。ワンダーランド駅を終着駅とするこの路線はいつも多くの人で混雑している。夜勤看護婦のエリンと配管工のアランもこのルートを使って通勤していた。二人の唯一の接点はこれだけ。二人は駅で、水族館で、カフェですれ違うのだが、互いの存在には気づかず……。<allcinema>

 
1998年
原題:NEXT STOP, WONDERLAND
メディア 映画
上映時間 97分
製作国 アメリ
 
監督: ブラッド・アンダーソン 
製作: ミッチェル・ロビンス 
脚本: ブラッド・アンダーソン  リン・ヴァウス 
音楽: クラウディオ・ラガッツィ 
出演: ホープ・デイヴィス         アラン・ゲルファント     ホセ・ズニーガ 
    フィリップ・シーモア・ホフマン  ヴィクター・アルゴ      パメラ・ハート 
    ホーランド・テイラー        ジェイソン・ルイス      ロバート・クライン 
 
後輩に勧められて鑑賞。
アメリカ映画っぽくない、といえば確かにそんな雰囲気。
サントラにボサノヴァが使われているのが原因かな。
 
同じルートの電車を利用する男女。
出逢いそうで出逢わない。
別々に、それぞれの生活を描くことで、ふたりの人となりを表現していきます。
 
配管工なんだけど、海洋関係の仕事をしたくて勉強中の男。
同棲していた恋人が出て行ったばかりの看護師の女。
それぞれの設定は面白い。
水族館でボランティアしている男は、ギャンブル好きな父親のせいで借金が嵩み、

配管工で働くしかなく、ジレンマを抱えている。
 
看護師の女は、母親から新しい恋人を見つけるように急かされ、
挙句、勝手に新聞に恋人募集の広告を出される始末。
新聞に、そういうコーナーがあるんですね~。
ちょっとびっくり。
 
同じ駅を使っていること以外に接点がないふたりなんだけど、
その恋人募集の広告に配管工の弟が絡むあたりは、接点が生まれそうな予感…?
でもこのシーンは、おバカな男の姿に笑えます。
いろんなタイプの男が、誰が彼女を落とせるか賭けるわけなんだけど、
彼女は一筋縄ではいかない。
とても頭のいい女性なんですよね~。
 
そんな彼女、ブラジルへ帰るという男にはコロッと参ってしまって
まあ、男と女ってそんなもんかな~と苦笑い。
 
で、主役のふたりは、最後の最後で出逢って、それ以後の物語はありません。
おしゃれな結末です。
 
雰囲気が悪いわけでもなんでもないけど、
好みかと言われると、これが何とも言いようがない…(^^ゞ
恋愛ドラマは、恋愛の部分を観たいと思うタイプなので。
 
看護師の女の別れた恋人役で、フィリップ・シーモア・ホフマンが出てます。
最初、目を疑う。
若いんですよ~(^^)