昼下がり、ローマの恋

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 「イタリア的、恋愛マニュアル」のジョヴァンニ・ヴェロネージ監督による「モニカ・ベルッチの 恋愛マニュアル」に続く“恋愛マニュアル”シリーズの第3弾。イタリアのローマを舞台に、若者、中年、熟年それぞれの恋の物語をロバート・デ・ニーロモニカ・ベルッチはじめ多彩なキャストの共演で描くロマンティック・ストーリー。
 恋人のいる若い弁護士ロベルトは、出張先のトスカーナでモデル級美女ミコルと出会い、一目惚れしてしまうが…。テレビで人気のキャスター、ファビオは、パーティの席で美女エリアナと出会う。そして、軽い気持ちから連絡先を交換するのだが…。心臓の移植手術をしたアメリカの元大学教授、エイドリアン。パリから帰国したアパートの管理人の娘ビオラと思いがけず恋に落ちるが…。<allcinema>

 
2011年
原題:MANUALE D'AMORE 3
上映時間 126分
製作国 イタリア
ありがとう。
新しい毎日が、輝きはじめる――
監督: ジョヴァンニ・ヴェロネージ 
製作: アウレリオ・デ・ラウレンティス  ルイジ・デ・ラウレンティス・Jr 
製作総指揮: マウリツィオ・アマティ 
脚本: ジョヴァンニ・ヴェロネージ  ウーゴ・キーティ  アンドレア・アニェーロ 
撮影: ターニ・カネヴァリ 
プロダクションデザイン: ルカ・メルリーニ 
衣装デザイン: ジェンマ・マスカーニ 
編集: パトリツィオ・マローネ 
音楽: パオロ・ブォンヴィーノ 
出演: ロバート・デ・ニーロ エイドリアン        モニカ・ベルッチ ビオラ
        リッカルド・スカマルチョ ロベルト      カルロ・ヴェルドーネ ファビオ
        ミケーレ・プラチド オーグスト            ラウラ・キアッティ ミコル
        ドナテッラ・フィノッキアーロ エリアナ    ヴァレリア・ソラリーノ サラ
        ヴィットリオ・エマヌエーレ 恋のキューピット(タクシー運転手)
 
恋のキューピットが出てくるなんて、ファンタジーなドラマかと思っていたけど、
そこはイタリア映画。
色恋沙汰は決してファンタジーではなくて、超リアルなんですよね。
オムニバスになっていて、それぞれにいろんな恋模様が綴られています。
 
まずは青年の恋。
恋人がいる弁護士ロベルトが、出張先で既婚者と知らずに恋に落ちる話。
これに土地買収が絡み、その老夫婦が面白い。
決まったパートナーがいても、目移りしちゃうのは仕方ない。
その先に進むかどうか、それを相手に告げるかどうか。
結局、火遊び、あんまり野暮なことはしないこと、ですよね。

次は中年の恋。
テレビの人気ニュースキャスターと、精神科医と名乗る女性と恋に落ちる話。
これは、女性の異常な行動には驚かされるけど、
ニュースキャスターのコミカルな設定で、笑って観ていられる。
深刻な展開なら、かなり怖い…。
 
最後は熟年の恋。
アメリカ人の元大学教授が、イタリアで、友人の娘と恋に落ちる話。
この先生、心臓の手術をしていたというのがポイント。
恋多きイタリアで、ドキドキしちゃいけないというのはかなり大変。
そのお誘いをくぐりぬけて、そして出会うのが、若い娘というのが憎いです(^^)
 
そしてその元大学教授を演じたのが、ロバート・デ・ニーロ
素敵なおじさまになりましたね~。
 
 
明るく陽気で、女性には声をかけるのが礼儀だというイタリア人の、
その気質をよく描いていると思いますけど、ご覧になった皆さん、いかがでしょうか(^^)

大人の恋愛ドラマです。
火遊びであれ本気であれ、男と女は不可思議なもの。
と納得できる方は楽しく観られると思います。