宇宙兄弟

イメージ 1
 小山宙哉の大人気コミックスを「岳 -ガク-」の小栗旬と「アントキノイノチ」の岡田将生主演で実写映画化した夢と絆の感動ドラマ。幼い頃に宇宙飛行士になることを誓い合った対照的な2人の兄弟を主人公に、彼らが夢を実現させるまでの長き道のりと固い絆を描く。共演に麻生久美子堤真一。監督は「ひゃくはち」の森義隆。
 宇宙が大好きな兄弟、モジャモジャ頭の兄・南波六太(ムッタ)とつんつんヘアの弟・日々人(ヒビト)は、ある夜、月に向かうUFOを目撃する。その時2人は、一緒に宇宙に行こうと約束した。それから19年。約束通りに宇宙飛行士となったヒビトは、月面ミッション・クルーに日本人として初めて選ばれ、世界中の注目を集めていた。一方、上司に頭突きを食らわして自動車会社をクビになり、再就職もままならないムッタ。ちょうどそこに、宇宙航空研究開発機構JAXA)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考合格の通知が。それはヒビトが兄に内緒で応募したものだった。ヒビトのおかげで失いかけていた夢への情熱を取り戻したムッタは、優秀なライバルがひしめく過酷な選抜試験へと立ち向かっていく。<allcinema>

 
2012年
上映時間 129分
夢の続きを、始めよう。
監督: 森義隆 
製作: 市川南 吉岡富夫 服部洋 佐藤政治 冨木田道臣 広田勝己 吉川英作 喜多埜裕明 市川透 
プロデューサー: 阿部謙三 
原作: 小山宙哉 『宇宙兄弟」(講談社『モーニング』連載)
脚本: 大森美香 
撮影: 栢野直樹 
美術: 都築雄二 
編集: 宮島竜治 
音楽: 服部隆之 
音楽プロデューサー: 北原京子 
音響効果: 北田雅也 
主題歌: コールドプレイ 『ウォーターフォール~一粒の涙は滝のごとく』
VFXディレクター: 古賀庸郎 
スクリプター: 河島順子 
スペシャルエフェクトスーパーバイザー: 尾上克郎 
照明: 蒔苗友一郎 
装飾: 西尾共未 
録音: 白取貢 
助監督: 足立公良 
出演: 小栗旬 南波六太                   岡田将生 南波日々人
     麻生久美子 伊東せりか                            濱田岳 古谷やすし
         新井浩文 溝口大和                                  井上芳雄 真壁ケンジ
         森下愛子 南波・母                                    益岡徹 南波・父
        堀内敬子 権田原さくら                                中野澪 ムッタ(子ども時代)
        中島凱斗 ヒビト(子ども時代)                       吹越満 鶴見徹太郎
        塩見三省 福田直人                                  堤真一 星加正
        西村雅彦           グレゴリー・ペカー             ジリ・ヴァンソン                 ルドルフ・マッカラン 
       チャド・マレーン     矢柴俊博         清水伸           尾崎右宗         西尾まり             笠原秀幸 
       五辻真吾           大迫一平          ホリケン。        バズ・オルドリン           野口聡一 
 
小栗旬くんですからね、ほんとは劇場で観たかった…。
なんだか去年も同じフレーズを書いたような…。
そうそう【岳】の時も同じ感想でしたっけ(^^ゞ
 
コミックの実写化作品だから、ちょっと危険も感じつつ…(^^ゞ
 
2025年という設定。
宇宙飛行士の映像を観る機会が多い現在、その映像を観て来た子供が
宇宙飛行士になる夢を抱き、そしてその夢を叶える、というお話なんですよね。
実際に、今そんな夢を抱いた子供たちが、
10年後、その夢を叶えようとしてるかもしれない。
そういう意味で、決して突飛な未来のお話ではありません。
だから、リアルな感じもあり、でもやっぱり漫画チックなところもありつつ…。
 
物語は…。
兄のムッちゃんは、いつしか夢を観ることをあきらめて、自動車会社に勤めている。
弟の日々人は、日本人最年少の宇宙飛行士になっていた。
 
この兄弟の性格の違いが面白い。
兄は兄であるべき、と思いながらも、落ちこぼれている自分を自覚している兄。
いろんなことに気が回り、繊細な性格。
兄を信頼しながらも、自分の夢をかなえるためにまい進する弟は、次男坊らしく奔放。
その後、日々人の策略で、無職になったムッちゃんは宇宙飛行士の選抜試験を受けることに。
日々人の夢は、いつだってムッちゃんと一緒、
というのに兄弟愛を感じるし、泣かせます。
 
一緒に選抜試験を受けたメンバーは個性的です。
このメンバーのことも、きっちり描かれているんでしょうが、そこはばっさりと省略。
まあ、仕方ないですね。
 
多少出番が多いのは、JAXAの職員を演じた堤真一
兄弟を子供のころから知っていて、兄弟の夢も知っていて、
それを応援し続ける役。
作品の雰囲気にあった、明るい役どころを軽妙に演じてます。
 
そんなわけで、全体的に薄目な仕上がりだとは思いますが、
娯楽作品としてはいいんじゃないでしょうか。
非現実的だと思うより、夢を持つって素敵だねと思いながら観るといいと思います(^^)