それでも、愛してる
監督・主演を務めるジョディ・フォスターが、94年の「マーヴェリック」以来となるメル・ギブソンを共演に迎えて贈るヒューマン・ドラマ。結婚20年目に夫がうつになったことから家族崩壊の危機を迎えた夫婦の再生への道のりを優しく見つめる。共演はアントン・イェルチン、ライリー・トーマス・スチュワート、ジェニファー・ローレンス。
玩具会社の2代目社長ウォルター・ブラックは、ある日突然、うつ病になってしまう。様々な治療も効果はなく、一日中寝ているばかり。そんな父の姿に小学生の次男は戸惑い、高校生の長男は激しく反発する。妻のメレディスも、もはやただ見守ることしかできなかった。やがて家を出て行ったウォルターだったが、たまたま手にしたビーバーのぬいぐるみに話しかけられ、自殺を思いとどまる。彼はビーバーを通して話すことで自信を取り戻し、感情も快復する。以来、うつの症状は消え去り、ビーバーを片時も手放さないことを除いては仕事も家庭も順調に回り始めるウォルターだったが…。<allcinema>2009年
原題:THE BEAVER上映時間 91分
製作国 アメリカうつであっても、大丈夫。
夫婦と家族、 これからも ずっと いっしょに。監督: ジョディ・フォスター
製作: スティーヴ・ゴリン キース・レドモン アン・ロアク
製作総指揮: ジェフ・スコール モハメッド・ムバラク・アル・マズルーイ
ポール・グリーン ジョナサン・キング
脚本: カイル・キレン
撮影: ハーゲン・ボグダンスキー
プロダクションデザイン: マーク・フリードバーグ
衣装デザイン: スーザン・ライアル
編集: リンジー・クリングマン
音楽: マーセロ・ザーヴォス
音楽監修: アレクサンドラ・パットサヴァス
出演: メル・ギブソン ウォルター・ブラック
ジョディ・フォスター メレディス・ブラック
アントン・イェルチン ポーター・ブラック
ライリー・トーマス・スチュワート ヘンリー・ブラック
ジェニファー・ローレンス ノラ
チェリー・ジョーンズ 副社長
ザカリー・ブース ジェフ・コーベット ベイレン・トーマス
一家の大黒柱がうつになった。
そのおかげで家族がバラバラに…。
そんな家族の再生の話かと思っていたら、ちょっと違う。
そのおかげで家族がバラバラに…。
そんな家族の再生の話かと思っていたら、ちょっと違う。
うつになったパパは、ある日ゴミ箱で拾ったビーバーのパペットを通して話すことになる。
明らかにパペットはパパが話してるんです。
でのその声は自信に満ちていて、病気を感じさせません。
いつでもパペットと一緒に行動する姿は、滑稽でもありますが、本人はいたって真面目。
明らかにパペットはパパが話してるんです。
でのその声は自信に満ちていて、病気を感じさせません。
いつでもパペットと一緒に行動する姿は、滑稽でもありますが、本人はいたって真面目。
ある種の二重人格みたいなんでしょうね。
自分自身は全然だめなやつだけど、パペットのビーバーは自信満々。
傾きかけた会社も建て直すパワーも持っている。
自分自身は全然だめなやつだけど、パペットのビーバーは自信満々。
傾きかけた会社も建て直すパワーも持っている。
そのパパの話と、息子の話が交錯しています。
息子は、父親と同じようになるのが怖いし、そんな父親を嫌っています。
それは家族として分かるけど、
最終的に“それでも、愛してる”と言わせるためのエピソードとして、
息子と同級生のエピソードは、必要だったのかな~。
それは家族として分かるけど、
最終的に“それでも、愛してる”と言わせるためのエピソードとして、
息子と同級生のエピソードは、必要だったのかな~。
家族だけの中でメッセージを送ることができなかったのかしら…。
それから、息子が父親のことで悩んでいるのに、母親は全然かかわろうとしない。
という風に見えたんです。
息子が何を悩んでいるのか、このお母さん、気がついてたのかな~。
旦那さんには自分はずっと支えてきた、というけど
それも嘘っぽく聞こえるんですよね。
だって、最初に“大きな問題に向き合おうとしていない”とあるんですよ。
私の見方が甘くて、読み切れなかったのかな。
という風に見えたんです。
息子が何を悩んでいるのか、このお母さん、気がついてたのかな~。
旦那さんには自分はずっと支えてきた、というけど
それも嘘っぽく聞こえるんですよね。
だって、最初に“大きな問題に向き合おうとしていない”とあるんですよ。
私の見方が甘くて、読み切れなかったのかな。
パペットと決別するシーンは、想像してたけどかなり強烈でした。
本当に自分の一部になってたんだなって。
扱ってるテーマがナーバスなものだけに、
そんなことありえないと、笑い飛ばすことはできません。
最終的には、やっぱり家族が立ち直らせるんだ、
家族のために立ち直るんですよね。
家族のために立ち直るんですよね。