ALWAYS 三丁目の夕日'64
最新のＣＧ技術で高度成長期の東京の街並みを再現しつつ、そこに暮らす人々の心温まる人情模様を綴る山崎貴監督による大ヒット「ALWAYS」シリーズの第３弾。今回は前作から５年後、東京オリンピックが開催される昭和39年を舞台に、三丁目の人々の悲喜こもごもの物語をシリーズ初の３Ｄ映像で描く。出演は引き続き吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子。 昭和39年。東京は念願のオリンピック開催を控え、ビルや高速道路の建設ラッシュで熱気にあふれていた。そんな中、東京の下町、夕日町三丁目に暮らす小説家の茶川竜之介は結婚したヒロミと高校生になった淳之介と楽しい毎日を送っていた。しかもヒロミのお腹には、もうすぐ生まれてくる新しい命も宿っていた。しかし連載中の『銀河少年ミノル』が、謎の新人作家・緑沼アキラに人気を奪われ窮地に陥る。一方、お向かいの鈴木オートでは、いまやすっかり頼もしくなった従業員の六子に、青年医師・菊池孝太郎との初々しいロマンスが芽生えようとしていたのだが…。＜allcinema＞ 2011年 上映時間 142分 どんなに時代が変わっても、夢があるから、前を向ける。
監督：山崎貴
製作：宮崎洋 加太孝明 亀井修 平井文宏 市川南 服部洋 弘中謙
阿部秀司 大橋善光 島村達雄
プロデューサー：安藤親広 高橋望 飯沼伸之
原作：西岸良平
脚本：古沢良太 山崎貴
撮影：柴崎幸三
美術：上條安里
編集：宮島竜治
音楽：佐藤直紀
音響効果：柴崎憲治
主題歌：BUMP OF CHICKEN 『グッドラック』
ＶＦＸ：山崎貴
ＶＦＸディレクター：渋谷紀世子
照明：水野研一
装飾：龍田哲児
録音：鶴巻仁
助監督：川村直紀
出演：吉岡秀隆 茶川竜之介 堤真一 鈴木則文
小雪 茶川ヒロミ 堀北真希 星野六子
もたいまさこ 大田キン 三浦友和 宅間史郎 （特別出演）
薬師丸ひろ子 鈴木トモエ 須賀健太 古行淳之介
小清水一揮 鈴木一平 染谷将太 ケンジ
マギー 精肉店・丸山 温水洋一 自転車屋・吉田
神戸浩 電報局員 飯田基祐 中島巡査
ピエール瀧 氷屋 蛭子能収 電気屋
正司照枝 産婆 森山未來 菊池孝太郎
大森南朋 富岡 高畑淳子 奈津子
米倉斉加年 茶川林太郎
１，２作と劇場鑑賞だったんですが、今回はやむなく自宅鑑賞に。
ずっと後回しになっていて…。
でも、自宅鑑賞でよかったです。涙腺が…。
つまらないという人もいるんだろうな～と思わずにはいられないほどに、
昭和の時代を映し出した作品に、泣かせられました。
それはやっぱり、自分が生きてきた時代を思い出させるからであって、
現代の若者たちには、違和感のある世界かもしれません。
こんな人、いるわけないじゃんって思うな。と、冷静に振り返れば思うけど、
実際にこんな人はいたし、こんな人間関係はあったんですよね。
内容は、予告編で観ていたシーンの連続で、決して目新しいことも、サプライズもない。
でもそのベタさが心地良いし、安心して観ていられます。
この作品を通して、血縁の家族と、そうでない家族が描かれていて、
不器用な人たちの集まりなんだけど、そこに深い愛情を感じられて、
六ちゃんの結婚式だって、
淳之介の旅立ちだって、
泣かずにはいられませんでした。
でも、子どもたちは成長してます。
最後のほうで１作目のシーンが流れて、こんなに小さかったんだよねと微笑ましくなったり。
支える、尽す女性が魅力的ということではなくて、
家族を守る姿に、良いお母さん、いい奥さんだわ～って素直に感動しました。
堀北真希演じる六ちゃんも、きっとこんな風になるんだろうな。
お金持ちになること、出世すること。
幸せの定義は人それぞれだけど、
でもやっぱり、人のぬくもりを感じられる幸せを大切にしたいなと
改めて感じさせてくれた作品でした。
さて。まだ続くんでしょうか…?
