おとなのけんか

イメージ 1 「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」の巨匠ロマン・ポランスキー監督が、ヤスミナ・レザの大ヒット舞台劇を、4人のオスカー受賞&ノミネート俳優の豪華共演で映画化したコメディ・ドラマ。子ども同士の喧嘩を穏便に解決するべく親同士が和解の席を設けるが、平和的だったはずの話し合いが、いつしか本音が飛び交う混沌と狂騒の場と化していくさまを、リアルタイムの進行で、ユーモラスかつシニカルに描き出す。出演はジョディ・フォスターケイト・ウィンスレットクリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー。
 ニューヨーク、ブルックリン。11歳の子ども同士が喧嘩し、片方が前歯を折るケガを負う。ケガを負わせてしまった側のカウアン夫妻がロングストリート夫妻の家に謝罪に訪れ、和解の話し合いが行われる。お互いに社交的に振る舞い、話し合いは冷静かつ友好的な形で淡々と進んでいくかに思われたが…。<allcinema>
 
2011年
原題:CARNAGE
上映時間 79分
製作国 フランス/ドイツ/ポーランド
顔で笑って、心に殺意。
監督: ロマン・ポランスキー 
製作: サイド・ベン・サイド 
原作戯曲: ヤスミナ・レザ 
脚本: ヤスミナ・レザ ロマン・ポランスキー 
撮影: パヴェル・エデルマン 
プロダクションデザイン: ディーン・タヴォウラリス 
衣装デザイン: ミレーナ・カノネロ 
編集: エルヴェ・ド・ルーズ 
音楽: アレクサンドル・デプラ 
出演: ジョディ・フォスター ペネロペ・ロングストリート
    ケイト・ウィンスレット ナンシー・カウアン
    クリストフ・ヴァルツ アラン・カウアン
    ジョン・C・ライリー マイケル・ロングストリート
 
舞台劇の映画化、という情報を得て観てたので、
違和感なく入り込みました。
 
今回は邦題がぴったりとはまってます。
つまりは、子どもの喧嘩に、和解しようと望んだ互いの両親が、
気がつけば大人の喧嘩に発展していた、というお話。
 
ロングストリート家、ジョディ・フォスタージョン・C・ライリー
カウアン家、ケイト・ウィンスレットクリストフ・ヴァルツ
の二組の夫婦。
普通の夫婦、親を演じるようなキャストではないですよね~。
普通なら絶対何かある!と思うメンツですが、
今回は本当に、どこにでもいる夫婦なのです。
なんとも豪華な使い方でしょ(^^)
 
芸達者なメンツなので、
ロングストリート家のアパートメントのみで展開するドラマも、飽きないんですよね。
 
帰りそうで帰らない、帰れない?
度重なる携帯のコール。
気分が悪くなったりお酒を酌み交わしたり、呆れてしまう展開なんだけど、
そうやってるうちに、次第に本性を現していく様に、
多少の毒は感じますが面白さも感じます。
 
特に、女性陣は本性を隠してるものなんでしょうね~。
どんどん過激になっていく姿には、苦笑するしかありません。
 
個人的には、他人事~として観られたけど、
実際のご夫婦には、リアルすぎて嫌かもしれません…(^^ゞ
 
 
あっというまに終わっちゃう長さで、
あれ?一緒に遊んでるよね。という互いの子どもたちの姿に、これまた苦笑い。
観てる瞬間は楽しめるけど、
時間が経つと、四人は印象に残っても、それ以外はあれれ?という感じですかね。