源氏物語 千年の謎

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 日本最古の恋愛小説『源氏物語』を題材に、その華麗な物語世界と謎に満ちた紫式部自身にまつわる物語を並行して描き出す絢爛豪華な歴史絵巻。主演は光源氏生田斗真紫式部中谷美紀、共演に窪塚洋介東山紀之。監督は「愛の流刑地」の鶴橋康夫
 平安時代。時の権力者・藤原道長は、娘・彰子に帝の心を向けさせるため、紫式部に物語を書くよう命じる。その物語の主人公・光源氏は、宮中の女性たちの憧れの的。しかし義理の母・藤壺への想いを断ち切れぬまま、奔放な愛を重ねることに。そんな『源氏物語』はたちまち帝を魅了し、彰子は帝の息子を生むことに成功する。無事役目を終えたはずの紫式部だったが、なおも『源氏物語』を書き続けていく。そんな紫式部に、道長の友人で陰陽師安倍晴明は不穏な気配を感じ始めるが…。<allcinema>
2011年
上映時間 136分
千年の時を越え、今、「源氏物語」誕生の秘密が明かされる――
監督: 鶴橋康夫 
製作: 井上伸一郎 濱名一哉 市川南 羽雁彰 藤島ジュリーK. 辰巳隆一 森越隆文 常田照雄 
プロデューサー: 土川勉 鈴木光 岡田和則 坂本忠久 
エグゼクティブプロデューサー: 椎名保 
製作総指揮: 角川歴彦 
原作: 高山由紀子 『源氏物語 千年の謎』(角川書店刊)
脚本: 川崎いづみ 高山由紀子 
撮影: 藤石修 
美術: 今村力 
編集: 田中愼二 
音楽: 住友紀人 
衣裳デザイン: 宮本まさ江 
照明: 磯野雅宏 
録音: 甲斐匡 
出演: 生田斗真 光源氏          中谷美紀 紫式部
    窪塚洋介 安倍晴明         東山紀之 藤原道長
    真木よう子 藤壺           多部未華子 葵の上
    芦名星 夕顔             蓮佛美沙子 彰子
    室井滋 弘黴殿女御         田中麗奈 六条御息所
    榎木孝明 桐壺帝          甲本雅裕 藤原行成
    尾上松也 頭の中将        東儀秀樹 一条天皇
    佐久間良子 王命婦(特別出演)
 
源氏物語】は大和和紀さんの漫画にはまった少女時代があるので
かなり思い入れのある作品なわけで、
映像化されるたびに観てきました。
 
今回は生田斗真くんが光源氏を演じるという興味と
ヒガシ君観たさで観賞。
 
知識がなかったので、作者紫式部藤原道長の経緯が絡み合っていることに
当初は集中力を欠いてしまったのですが、
元々高山由紀子氏の原作があるということで納得しました。
これは原作を読んだほうが面白いかも…(^^ゞ
というのも、【源氏物語】と銘打っていると
どうしてもそれを期待してしまうわけで、
実はその小説の部分より、作者紫式部藤原道長とのやり取りがメインなんですよね。
 
もっとそちらを見せてくれたほうが、作品としては納得できたかな。
どちらも描こうとしてどちらも中途半端になってしまった気がします。
 
ジャニーズが絡んでいたので、
生田斗真くんとヒガシ君と、両方を立てたかったのかと邪推(^^ゞ
 
だって光源氏の話だと、
切り捨てられた紫の上の話に未練が…。
というか、大事な女性だと思うんですよね~。
なので、六条御息所をメインにしたおどろおどろした感じは良かったけど
そこが【源氏物語】だと思われると嫌だな。と思ってしまったわけです。
 
ただし、その六条御息所を演じた田中麗奈
設定のような年増女には見えなかったけど、
生霊となったシーンは迫力あり、熱演には拍手です。
 
それに絡めて登場しただろう安倍晴明は原作にもあるのかな?
なんだか変な感じでした。
源氏物語】と野村萬斎さんの【陰陽師】が合わさったみたいで。
いや安倍晴明野村さんが演じたわけではないけど、
どうしてもそのイメージが強くて…(^^ゞ
 
 
お目当てのふたりには満足だけど、
話としては中途半端感が拭えない作品でした。
やっぱり原作読んでみよっと!