ローン・レンジャー (2013)

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 日本でも人気を博した往年のTVシリーズを、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ランゴ」のゴア・ヴァービンスキー監督&ジョニー・デップ主演コンビで映画化した西部劇アクション大作。復讐に燃える悪霊ハンター“トント”と彼によって瀕死の状態から甦った正義のヒーロー“ローン・レンジャー”の凸凹コンビが、巨悪への鉄槌を下すべく珍道中を繰り広げるさまをユーモアと迫力のアクションを織り交ぜ描き出す。共演は「J・エドガー」のアーミー・ハマーと「英国王のスピーチ」のヘレナ・ボナム=カーター。
西部開拓時代のアメリカ。正義感あふれる郡検事のジョン・リードは、勇敢なテキサス・レンジャーの兄ダンを無法者一味に殺され、自らも凶弾に倒れて生死をさまよう。そんな彼の前に現われたのは、ネイティブ・アメリカンの男、トント。少年時代の忌まわしい事件のために復讐に燃える悪霊ハンターだった。トントは、その聖なる力でジョンを甦らせると、それぞれが求める復讐と正義のため手を組むことに。そしてジョンは敵を欺くべく兄の形見をマスクにして、素顔を隠したヒーロー“ローン・レンジャー”となる。こうして共通の敵=極悪非道な無法者ブッチ・キャヴェンディッシュを追って旅に出た2人だったが…。<allcinema>
2013年 原題:THE LONE RANGER 上映時間 149分 製作国 アメリ
世界を変えるのは、 正義か? 復讐か?
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作:ジェリー・ブラッカイマー ゴア・ヴァービンスキー
製作総指揮:マイク・ステンソン チャド・オマン テッド・エリオット テリー・ロッシオ ジョニー・デップ
原案:テッド・エリオット テリー・ロッシオ ジャスティン・ヘイス
脚本:ジャスティン・ヘイス テッド・エリオット テリー・ロッシオ
撮影:ボジャン・バゼリ
プロダクションデザイン:ジェス・ゴンコール クラッシュ・マクリーリー
衣装デザイン:ペニー・ローズ
編集:クレイグ・ウッド ジェームズ・ヘイグッド
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジョニー・デップ トント
アーミー・ハマー ローン・レンジャー(ジョン・リード)
トム・ウィルキンソン レイサム・コール
ウィリアム・フィクトナー ブッチ・キャヴェンディッシュ
バリー・ペッパー レベッカ・リード
ヘレナ・ボナム=カーター レッド・ハリントン
ジェームズ・バッジ・デール ダン・リード
ルース・ウィルソン レベッカ・リード


待ちに待ったジョニーの新作です。
【パイレーツ~】シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督だし、
期待値は高いし評価も甘めです(^^ゞ

全体的には、【パイレーツ~】シリーズ同様娯楽性は高く、
笑える部分もあり、アクションシーンもあり、面白く観ることができました。

オリジナルのTVシリーズは知らないんだけど、
ウィリアム・テル序曲」は、それでも使われていたとか。
なんとも憎い選曲!
それだけでテンションが上がってしまいます。
馬が走る速度とリンクするというか、丁度いいテンポ感なんですよね~。


西部開拓時代のお話なので、ガンファイトはあるし、乗馬シーンもあるし、
広大なアメリカの大地も大きなスクリーンで観る価値はあります。
後半20分くらいかな~。
怒涛のような列車でのアクションシーンは、
そこを観るためにそれまでの2時間があったのよ!と言わんばかりの充実さ。

ディズニー作品にしては、
先住民との戦いのシーンは過激だったりしますけど、
それはやっぱり避けられない事実ということで…。
おまけに、とにかく長い!149分。
何でもかんでも入れ込んでしまったせいでしょうね。
なので、手放しで家族で楽しめるかどうかは分かりませんけどね(^^ゞ

いろんな部分で【パイレーツ~】シリーズに被るところがあるせいもあって、
新鮮味がないというのも事実。
これが最初ならきっともっと興奮したのかもしれないけど、
やはり二番煎じ的なものは感じます。
ジョニーだって、そこかしこでジャック・スパロウと重なるわけで、
“見慣れた芝居”に安心感もあるけど、もっと違う面も見たいと思ってしまっても仕方ないかな。

アーミー・ハマーは、超堅物な検事役には似合ってましたよ。
めちゃくちゃかっこいいヒーローではないところが、良い…?(^^ゞ

続編ありき、という感じではなかったし、かなし満腹感はあるので、
シリーズ化しなくても良いんですけど…。