ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

 英国の女流作家スーザン・ヒルのベストセラー『黒衣の女 ある亡霊の物語』を「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ主演で映画化したゴシック・ホラー。遺産整理の仕事で片田舎の古い館を訪れた若い弁護士が、おそろしい怪現象に見舞われていくさまを、新旧のタッチを織り交ぜた恐怖演出で描き出す。監督は「バイオレンス・レイク」のジェームズ・ワトキンス
ロンドンに暮らす若い弁護士アーサー・キップスは、妻に先立たれた悲しみから未だ立ち直れずにいた。そんな中、事務所から新たな仕事を命じられた彼は、ひとり息子をロンドンに残し、田舎町クライシン・ギフォードへと向かう。目的の館は、霧深い沼地に浮かぶ島の中に建っていた。しかも島に繋がる道は満潮になると水没し、館は完全に孤立してしまう。彼はそこで他界したアリス・ドラブロウ夫人の遺品整理に取りかかる。そして図らずもドラブロウ家にまつわる忌まわしき過去に触れてしまい、館に取り憑くおそろしくも哀しい呪いの正体と対峙していくことになるアーサーだったが…。<allcinema>
2012年 原題:THE WOMAN IN BLACK 上映時間:95分 製作国:イギリス/カナダ/スウェーデン
見たら、逃げられない
監督:ジェームズ・ワトキンス イメージ 1
製作:リチャード・ジャクソン サイモン・オークス
ブライアン・オリヴァー
製作総指揮:ガイ・イースト ナイジェル・シンクレア
トビン・アームブラスト マーク・シッパー
ニール・ダン ザヴィエル・マーチャンド
ロイ・リー タイラー・トンプソン
原作:スーザン・ヒル
『黒衣の女 ある亡霊の物語』(ハヤカワ文庫刊)
脚本:ジェーン・ゴールドマン
撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ
プロダクションデザイン:ケイヴ・クイン
衣装デザイン:キース・マッデン
編集:ジョン・ハリス
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:ダニエル・ラドクリフ アーサー・キップス  
キアラン・ハインズ デイリー
ジャネット・マクティア デイリー夫人
リズ・ホワイト ジャネット・ハンフリー
ソフィー・スタッキー
ロジャー・アラム


それだけで選びました。
基本的にはホラーは観ませんから…(^^ゞ

ただし、今回のはスプラッター系ではなかったので安心して?観られましたけどね。
いわゆるゴシックホラーというのでしょうか。
そんなに怖くはありませんでしたよ。

妻に先立たれて、幼い息子と暮らす貧乏弁護士のアーサーが、
任された遺産整理の仕事でロンドンを離れることに。
そこで出合う摩訶不思議な事件。

タイトルの黒衣の女が事件の要。
彼女は、ひとり息子と引き離され、挙句引き取った夫妻が息子を見捨てたと、
その憎しみから、成仏できずにいるわけです。
おまけに、その村の人たちに自分と同じ悲しみを味あわせようと、
次々と幼い子供たちの命を奪っていたのです。


怖い雰囲気は満載なんだけど、
ラドクリフくんの演技のせいか、淡々と見えてしまうんですよね~。
かなり抑えてる気がしました。
もっと驚いてもいいんじゃないかと思えるくらい(^^ゞ

怖さというより、黒衣の女の気持ちが、どうやったら収束するのか、
成り行きを見守ってる感じでした。


~ネタばれ~


ラストはですね~。
結局アーサーの頑張りでも成仏しなかった。
それだけでなく、あそこまで頑張ってくれたアーサーの命を奪うなんて、あり得ない!
という見方もあるみたいだけど、
アーサーが、穏やかに息子とともに亡き妻の元へ向かう姿に、
女の気持ちが変わったような気がしました。



アーサーの頑張りも、報われたんじゃないでしょうか。

その後のことは想像するしかありませんけどね。