愛と誠

 梶原一騎ながやす巧による往年の大ヒット漫画を「クローズZERO」「ヤッターマン」の三池崇史監督、「悪人」の妻夫木聡、TV「Wの悲劇」の武井咲主演で実写映画化した痛快エンタテインメント・ムービー。手の付けられない不良青年の主人公が繰り広げる喧嘩の日々と、そんな主人公に心奪われた世間知らずなお嬢様が捧げる一途な純愛の行方を、迫力のバイオレンス描写と懐かしの昭和歌謡をフィーチャーしたミュージカル・シーンを織り交ぜたパワフルにして大胆不敵な演出で描き出す。
1972年の新宿。ブルジョア家庭の令嬢・早乙女愛は、幼い頃に雪山で助けられた“白馬の騎士”太賀誠と運命の再会を果たす。すっかり札付きの不良になっていた誠は上京早々、不良グループと乱闘を繰り広げ、少年院送りに。そこで愛は、彼を更正させようと両親に頼んで自分が通う名門青葉台学園に編入させる。そんな愛の献身的な努力も誠にとっては単なるお節介でしかなく、すぐに問題を起こして退学となり、不良のたまり場、花園実業へと転入する。すると今度は、誠を追って愛も転校してしまう。さらに愛への一方的な想いを貫くメガネ優等生・岩清水弘、誠に一目惚れのスケバン、ガムコ、誠と心を通わせていくミステリアスな女子高生・高原由紀らも加わり、愛と誠の運命はますます混沌としていくのだが…。<allcinema>
2012年 上映時間:134分
天使が悪魔に恋をしたイメージ 1                        監督:三池崇史
製作:池田宏之 藤岡修 遠藤茂行 平城隆司 奥野敏聡    
阿佐美弘恭 木下直哉  伊藤秀裕  堀義貴
企画:土川勉 伊藤秀裕
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎 椎名保
プロデューサー:杉崎隆行 鷲頭政充 坂美佐子 山崎美春
企画協力:高森篤子 永安福子
原作:梶原一騎 ながやす巧 『愛と誠』
脚本:宅間孝行
脚本協力:高橋美幸
CGIディレクター:太田垣香織
撮影:北信康
美術:林田裕至
編集:山下健治
振付:パパイヤ鈴木
音響効果:柴崎憲治
音楽:小林武史
主題歌:一青窈 『愛と誠のファンタジア』    エンディングテーマ:かりゆし58 『笑っててくれよ』
スタントコーディネーター:辻井啓伺 出口正義
照明:渡部嘉   製作担当:野崎竜一 島根淳   装飾:坂本朗   録音:中村淳   助監督:加藤文明
出演:妻夫木聡 太賀誠   武井咲 早乙女愛    斎藤工 岩清水弘    大野いと 高原由紀
安藤サクラ ガムコ  前田健  先生    加藤清史郎 太賀誠(幼少期)   一青窈 早乙女美也子
(特別出演)
余貴美子 太賀トヨ   伊原剛志 座王権太  市村正親 早乙女将吾

いや~~。もう笑っちゃうしかないでしょ(^^)

のっけから西城秀樹の歌だし、
高校生には見えない伊原剛が出てたり、
早乙女愛はこんなおとぼけお嬢様だったっけ…?とおもうほど無茶苦茶だし…(^^ゞ

子供の頃に、従兄の家で読んだ漫画【愛と誠】
少女マンガしか知らなかったから、全く違った世界に驚きながらも、強い印象を残した作品でした。

記憶の片隅に残ってる【愛と誠】の片鱗はありました。
子供の頃に雪山で助けてもらった誠を一途に愛し続ける愛。
その愛のことを守ろうとする岩清水君。
いたいた~!
岩清水弘は君のためなら死ねる!って名文句も、
あんな風にまじめに言われちゃうと、やっぱり笑っちゃうね~。

出てる人はみんな高校生には見えないけど、芸達者な人がまじめにやってるから笑えるし、
後半に行くほど、その世界観に引きずり込まれていました。
安藤サクラとか、もう凄い迫力でしたもん!

高原由紀の持つ本に隠された短剣に、そうそう、と思いながらも、
もっと凛とした美少女じゃなかったっけ?
個人的な感想です^^;

記憶にあった硫酸のシーン。
ほんとはかけられた硫酸を流すために、
誠が愛を抱きかかえてプールに飛び込むんじゃなかったかな~。
凄い印象深かったんだけど、変わってて残念…。

そんなこんなで、懐かしいな~と思える人には面白いのかもしれませんが、
あまりに強烈な仕上がりなので、
知識のない人が観て面白いのかな?

豪華なキャスト。
岩清水君役の斉藤工は、最近売り出し中ですね~。
父親役の市村正親さんは、本領発揮でした。
誠の子供時代を演じたのは、加藤清史郎くんは、これまでにない凄みのある役でした。

歌の部分が多少長さを感じさせるので、
もう少しスピード感があったら良かったかもしれませんね~。