ラウンダーズ

 マット・デイモンが名ギャンブラーに扮したスリリングな青春劇。闇のポーカー・ゲームに魅せられた天才的な勝負師(ラウンダーズ)の青年と、その世界に息づく人間模様をクールに捉える。緊迫感漲る心理ゲームが妙味の、男臭い正当派ギャンブル映画。脇を固めるジョン・マルコビッチの怪演が見もの。他の共演にエドワード・ノートンジョン・タトゥーロ。NYに住む法学生のマイクは、学費をポーカーで稼ぐカード・ゲームの天才。そんなある日、彼は闇カジノを仕切るロシアン・マフィアのテディKGBに惨敗し、全財産を巻き上げられてしまう。これを機に、ギャンブルから足を洗う決心をしたマイクだったが・・・。<allcinema>
1998年 原題:ROUNDERS 上映時間:121分 製作国:アメリ
監督:ジョン・ダール
イメージ 1                製作:ジョエル・スティラーマン テッド・デミ
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン ハーヴェイ・ワインスタイン ボビー・コーエン ケリー・オレント
アソシエイトプロデューサー:クリストファー・グード トレイシー・ファルコ
脚本:デヴィッド・レヴィーン ブライアン・コッペルマン
撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ
編集:スコット・チェスナット
キャスティング:アヴィ・カウフマン
音楽:クリストファー・ヤング
音楽スーパーヴァイザー:ランドール・ポスター アマンダ・シアー=デミ
プロダクションデザイナー:ロブ・ピアソン
衣裳デザイン:テリー・ドレスバック
出演:
マット・デイモン マイク・マクダーマット
エドワード・ノートン ワーム
●ジョン・タートゥーロ ジョーイ・クニッシュ
ファムケ・ヤンセン ペトラ
グレッチェン・モル ジョー
ジョン・マルコヴィッチ テディーKGB
マーティン・ランドー ペトロフスキー
●マイケル・リスポリ グラマ

マット・デイモンの名前に釣られてレンタル。
ちょっと古いので、マットが若~い!
彼がギャンブラーを演じているのも珍しいですよね。
薄汚れたギャンブラーではなく、やっぱり好青年ですが。

マット演じるマイクは、ポーカーで学費を稼ぐほどの腕前だったけど、
同棲する彼女はそれを嫌っていて、足を洗ってほしいと願っていた。
一緒に法律家になりたかったわけだし、
そんな自分の彼氏や旦那さんが、ギャンブラーというのはあり得ない、
という気持ちもわかります。
でも、結局はその世界から抜け出せないマイクに、
見切りをつけて出て行くという、多少恋愛ものも絡めてはあるけど、
基本的には、ポーカーを巡るギャンブルものです。

マイクには腐れ縁の友人がいて、これが本当に嫌な奴。
イカサマをやってはマイクに迷惑をかける。
彼のせいで、絶対に関わっては行けないと言われていた闇の勝負に手を出してしまう始末。
その男を演じたのはエドワード・ノートン
巧いですね~。
マットとは対照的な汚れ役に、ぴったりです。

個性的な俳優が脇を固めてサポート。
更にマットの爽やかさが際立ちます。


ポーカーは、いろんな作品で描かれているけど、
今回は、単にギャンブルとしてだけではなく、
世界大会もあるゲームとしても描かれていて、
そこを目指す人がいることなど、興味深く観ました。

一度は彼女のために辞めようとしていたけれど、
自分の才能にある程度自信があったから、そう簡単には辞められない。
大学の講義にも身が入らないのは、それが望んだ道ではないから。
自分の進む道への葛藤。

最終的にマイクは、大学も辞め彼女とも別れ、世界大会に向けて旅立ちます。

青春だな~って思ったラストでした。