ビトレイヤー

 隠遁生活を送る老練な元強盗と、かつて彼に煮え湯を飲まされた若手刑事が、思いもよらぬ陰謀に巻き込まれたことで図らずも手を組み、巨大な組織に立ち向かっていくさまをスタイリッシュに描いたクライム・サスペンス。主演は「ウォンテッド」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のジェームズ・マカヴォイと「ロビン・フッド」「キック・アス」のマーク・ストロング。共演にアンドレア・ライズブロー、ピーター・ミュラン。監督は長編2作目のエラン・クリーヴィー。
逃走する大物犯罪者ジェイコブ・スターンウッドを一人で追い詰めたマックス・ルインスキー捜査官だったが、あと一歩のところで膝を撃たれて捕り逃してしまう。3年後、隠遁生活を送っていたスターンウッドが、息子のルアンが事件に巻き込まれたとの知らせを受け、潜伏先のアイスランドからロンドンへと舞い戻ってくる。3年前の事件がトラウマとなっているマックスは、この千載一遇のチャンスを逃すものかとスターンウッドを待ち構えていた。ところがそんな2人を、政府をも巻き込んだ巨大な陰謀の渦が呑み込んでいく…。<allcinema>
2013年 原題:WELCOME TO THE PUNCH 上映時間:99分 製作国:イギリス/アメリ

ここでは、正義も悪になる。
巨大な陰謀の影に《裏切り者(ビトレイヤー)》
イメージ 1    監督:エラン・クリーヴィー
製作:ロリー・エイトキン ベン・ピュー ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ
製作総指揮:リドリー・スコット リザ・マーシャル スチュアート・フォード ザヴィエル・マーチャンド ジャン・ペイス クリストファー・ウッドロウ モリー・コナーズ
脚本:エラン・クリーヴィー
撮影:エド・ワイルド
プロダクションデザイン:クリスピアン・サリス
衣装デザイン:ナタリー・ウォード
編集:クリス・ギル
音楽:ハリー・エスコット
出演:
ジェームズ・マカヴォイ マックス・ルインスキー
マーク・ストロング ジェイコブ・スターンウッド
アンドレア・ライズブロー サラ・ホークス
●ピーター・ミュラン ロイ・エドワーズ
●ジョニー・ハリス ディーン・ウォーンズ
●ダニエル・メイズ ネイサン・バートニック
デヴィッド・モリッシー トーマス・ガイガー
ジェイソン・フレミング  エリス・ガベル  ダニエル・カルーヤ  ルース・シーン      ロバート・ポータル 
ジェームズ・マカヴォイが出てると観たくなっちゃいます。
99分と短いのでシンプルなんですけど、シンプル過ぎて印象に残らないかなと…(^^ゞ

若手刑事マックスと大物の犯罪者。
一人でやれると応援を待たずに強盗に立ち向かって、案の定やられてしまう。
その後、後遺症に悩まされるマックスは、
かつて自分を撃った犯罪者と手を組んで、警察内部の腐敗を暴くことになる。

というお話なんだけど、
刑事と犯罪者と、いつしか同じ目的で手を組むとことで、どっちも重要な存在なわけです。
マカヴォイ君はもちろん、クレジットも1番目なので主演なんだけど、
犯罪者を演じたマーク・ストロングもかなり重要な位置でした。
ふたりが主演と言う感じかな。

レヴューを読んで思い返してみると、
確かにハリウッド映画ではない色身と言うか、空気感と言うか…。
ガンアクションなどももちろんあるけど、派手さはありません。
そこで終わるんだ、というエンディング。

ハリウッド大作に飽きた人には、面白く観られるかもしれません。