エージェント:ライアン (2014)

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 「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「トータル・フィアーズ」とこれまでに4つの映画化作品がある人気作家トム・クランシーによる大ヒット・キャラクター“ジャック・ライアン”を主人公に描くスパイ・アクション。「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のクリス・パインが新生ライアンを演じ、現代を舞台に、現場経験ゼロのアナリストからエージェントに抜擢されたライアンの成長と活躍を描く。監督は「マイティ・ソー」のケネス・ブラナー、共演はそのケネス・ブラナーのほか、ケヴィン・コスナーキーラ・ナイトレイ
海兵隊員としてアフガニスタンの戦場に赴き重傷を負った青年ジャック・ライアンは、リハビリを支えてくれた医学生キャシーと恋に落ちる。キャシーとの愛を育む一方、彼は秘かにCIAにスカウトされ、不審な経済活動を監視するアナリストとして活躍していく。そんなある日、彼はモスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不穏な動きに気づき、上司のハーパーに報告する。するとハーパーは、デスクワーク専門だったライアンを現地へと送り込むことに。現場経験のないライアンは戸惑いつつもモスクワへと向かうのだったが…。<allcinema>

2014年 原題:JACK RYAN: SHADOW RECRUIT 上映時間:106分 製作国:アメリ
巨大な謎を《解析》せよ。
監督:ケネス・ブラナー
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ  メイス・ニューフェルド  デヴィッド・バロン  マーク・ヴァーラディアン
製作総指揮:デヴィッド・エリソン  デイナ・ゴールドバーグ  ポール・シュウェイク
キャラクター創造:トム・クランシー
脚本:アダム・コザッド デヴィッド・コープ
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
プロダクションデザイン:アンドリュー・ロウズ
衣装デザイン:ジル・テイラー
編集:マーティン・ウォルシュ
音楽:パトリック・ドイル
出演:
クリス・パイン ジャック・ライアン
ケヴィン・コスナー ハーパー
ケネス・ブラナー チェレヴィン
キーラ・ナイトレイ キャシー・ミューラー
ノンソー・アノジー コルム・フィオール ジェンマ・チャン デヴィッド・ペイマー カレン・デヴィッド ペーター・アンデション 

ジャック・ライアンと言えばハリソン・フォード
という図式があるけど、実はあまり記憶に残っていないシリーズです。
だけど、スパイ物は好きななジャンルだし、
クリス・パインが主演だし、
なんと、お久しぶりのケビン・コスナーが渋そうだし。
と、そんな理由で観賞。

決して面白くないわけじゃないけど、
深みがないというか、薄いというか…。
「ボーン・シリーズ」みたいな重厚さはない。
かといって
「MIシリーズ」みたいにどっぷり浸れるほどのエンタメ性もない…。

観てる時はスピード感があっていいな~って思ってたけど、
記憶に残るシーンが少ないかなあ。

今作は、シリーズのビギニングという位置づけでしょうか。
ジャックが学生の頃に9.11に遭遇し、祖国を守るために海軍に入り、
爆撃でリタイヤした時に、恋人と出会い、CIAからスカウトされる。
という部分が最初に描かれていて、
どこから話が動くのかしら。とちょっと思ってしまいます。

どこでどんなテロが起こるのか、そこを探る展開になってからは面白いんですけど、
テロを起こす側がどうにも貧弱。
ロシア政府からの依頼だというのは分かるし、
息子を幼いころからテロリストとして教育したと言うのも分かるけど、
それにしては最後の最後で詰めが甘い。
部下にも言われちゃうけど、女に甘くて計画が破たんするなんて…。
まあ、人間味があっていいのかもしれませんけど。

それでも、現場経験のない単なるアナリストだったジャックが、
モスクワに入り込んでからは、彼の緊張感も伝わるし、
駆け引きもそれなりに面白くは観られました。

クリス・パインは、最終的には単なるアナリストには見えないアクションもこなして、
派手なシーンも創り上げてますが、
おお!かっこいい~!と唸るほどではありませんね~、残念。

ジャックの恋人を演じたキーラ・ナイトレイ
久々にメジャーな娯楽作品に登場してますけど、花を添えた、感は否めません。

脇でサポートしたケビン・コスナーはさすがです。
現場責任者として適切な指示も出しつつ、なお且つ第一線で動くCIAのエージェント。
ジャックに対しての非情さも、軍服姿もスーツ姿も決まってて渋かった。

さて、これはシリーズ化するんでしょうか。
ちょっと軽めのスパイものとしては充分楽しめるし、
ま、いいか。
そんな軽めの感想です^^;