トランセンデンス (2014)

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 「ダークナイト」や「インセプション」の名カメラマン、ウォーリー・フィスターが記念すべき監督デビューを飾ったSF大作。究極的な人工知能を開発研究する天才科学者が反テクノロジー団体の凶弾に倒れ、その死の間際に感情を含む彼のすべての脳データをコンピュータ・ネットワーク上にアップロードされたことから巻き起こる予測不能の運命を描く。主演はジョニー・デップ、共演にモーガン・フリーマンレベッカ・ホールポール・ベタニー
近未来。人工知能研究の第一人者ウィルは、反テクノロジーを標榜する過激派集団の銃弾に倒れる。だが、その死を受け入れられない妻のエヴリンは、親友の科学者マックスに協力を仰ぎ、ウィルが息を引き取る前にその意識をスーパーコンピュータにアップロードすることに成功する。やがてネットワークに繋がったウィルは、軍事機密や個人情報を含むあらゆるデータを手に入れ、加速度的な進化を始める。もはや超越的な存在へと近づいていくウィルの暴走に、いつしかエヴリンの心も揺れ始めるが…。<allcinema>

2014年 原題:TRANSCENDENCE 上映時間:119分 製作国:アメリ
もし、コンピュータに科学者の頭脳をインストールしたら――
監督:ウォーリー・フィスター
製作:アンドリュー・A・コソーヴ ブロデリック・ジョンソン ケイト・コーエン マリサ・ポルヴィーノ アニー・マーター デヴィッド・ヴァルデス アーロン・ライダー
脚本:ジャック・パグレン
プロダクションデザイン:クリス・シーガーズ
音楽:マイケル・ダナ
出演:
ジョニー・デップ/ウィル・キャスター
モーガン・フリーマン/ジョセフ・タガー
ポール・ベタニー/マックス・ウォーターズ
レベッカ・ホール/エヴリン・キャスター
キリアン・マーフィ/ブキャナン捜査官
ケイト・マーラ/ブリー
コール・ハウザー/シティーヴンス大佐
久しぶりに白塗りじゃないジョニーでございます。
そりょあもう、楽しみにしてました!

なんだかあんまり評判がよろしくなくて…。
どんなものかな~と心配しながら観てきました。
…が。
それほど酷くもないんじゃない…?^^;

人工知能にインストールした天才科学者の頭脳が暴走する。
簡単にいうとそういうことなんですが。
テロに襲われ余命宣告されたウィルを、何とか生かしたいと思った妻のエヴリンが
友人の科学者と一緒に、人工知能にウィルの脳をインストールする。
夫と一緒にいたいと言う単純な思いだったはずが、
ウィルの意思は…欲望はとどまることを知らず膨らんで行きます。
つまり超越・トランセンデスしていくわけです。

確かにウィルが進もうとした方向は、科学の驚異かもしれないけど、
水が綺麗になるとか、再生医療は、期待したい範疇ですよね。
もちろん、死んだ人を生き返らせるというのはどうかと思いますけど…。
観ていて、すべてが否定されるものではありませんでした。

でもやっぱり、科学で人間を管理しようと言うのは行き過ぎた発想なわけで、
コンピューターを破壊しようと国家が動くことになります。

ウィルの暴走と、それに恐怖を感じ始めるエヴリン。
そしてこの夫妻の友人でもある科学者のマックスの、エヴリンへの愛など、
ちょっと薄めではあるけど、それぞれの想いが切ない…。

結局、世界に君臨したかったのはウィルではなくてエヴリンだったと?
マックスはそう言ってウィルの暴走を阻もうとします。
その辺りの描き方は弱くて、分かりにくかったかな。

一応天才科学者役のジョニーがトップクレジットですけど、
彼自身はすぐに死んじゃうので、あとは映像のみ。
主人公というか何というか…^^;
ほとんどが、妻のエヴリンと友人科学者のマックスを中心に回っていきます。
レベッカ・ホールは魅力的な妻役。
そして、なんといってもポール・ベタニーいいわ~~(*^_^*)

演じた役はそこそこでしたけど、このふたりでなければ、という感じではなかったです。
残念というか、もったいないと言うか…。

面白くないわけじゃないけど、印象に残らないかな。
ジョニーの出番も少なかったし…。
個人的には、もっとカッコいいジョニーが見たかったです^^;