クロニクル

 新人監督による低予算映画にもかかわらず、予測不能の展開と思春期の若者のリアルな心理描写が評判を呼び、全米初登場1位のサプライズ・ヒットを記録してセンセーションを巻き起こしたSF青春サスペンス・アクション。ある日突然手に入れた特殊な能力を使ってイタズラを重ねる平凡な高校生3人組が、いつしかその強大な力に自ら振り回され、思いもよらぬ事態を引き起こすさまを、ファウンドフッテージ・スタイルの臨場感あふれる映像で描き出していく。主演は本作でブレイクを果たした注目の若手、デイン・デハーン。監督も本作をきっかけに一躍ハリウッド期待の若手となったジョシュ・トランク
 いつも持ち歩いている中古のビデオカメラだけが心の友と
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いう孤独な高校生アンドリュー。ある日パーティ会場で居場所を見つけられない彼は、見かねたいとこの同級生マットとその親友スティーブに誘われ、近くの洞窟探検に向かう。そこで不思議な物体に触れた3人は、知らぬ間に念じるだけで物を動かせる超能力を身につけていた。最初は
その力を他愛もないイタズラに使って満足していた3人だったが…。<allcinema>
2012年 原題:CHRONICLE 上映時間:84分    製作国:アメリ
出演:
デイン・デハーン/アンドリュー
アレックス・ラッセル/マット
マイケル・B・ジョーダン/スティー
マイケル・ケリー/リチャード・デトマー


デイン・デハーンという名前、覚えられない…。
若い時のディカプリオに似ている、という失礼な覚え方しかできない…。
そんな俳優さんですが、最近よく見かけます。

ネットで割と評価が高かったので、レンタルしてみました。

普通の高校生がある日突然特殊な能力を身に付けた。
なぜそんな力が身についたのか、といった小難しい説明を省いて、
不思議な能力を楽しむ姿を、とことん描いています。
実はそのシーンが長くて、ちょっと中だるみします。

平凡な高校生が、特殊な能力のおかげで脚光を浴びる、
ということを見せようとしたんでしょうが、
暴走していく姿があっさりだった気がして、
そっちにももっとウエイトを置いてほしかったかも。

人間誰しも…私だけ?
こんな力を持てたらどんなに楽しかろうか、とは思いますけどね。

どんな力を持っても元は変わらないわけで、
それを分かって踏みとどまれる少年と、そうでない少年の違いがこの結末です。
親に虐げられると、心がまっすぐに育たないと聞きます。
愛情を注いで育てられなかった少年の、悲しい最期でした。

そう思うと、大人の責任は大きいですね。
将来ある子どもたちを、大切に育てていきたい…なんて思ったり…(^^ゞ