インターステラー (2014)

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 「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督が、理論物理学者キップ・ソーン博士のスペース・トラベルに関するワームホール理論を下敷きに描くハードSF超大作。かつてない危機に直面し、新たに発見されたワームホールを利用した超遠距離惑星間移動に最後の希望を託す人類の運命と、重大な使命と引き換えに永遠の離別を迎えようとしている一組の父娘の絆を壮大なスケールで描く。主演は「MUD マッド」「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、共演にアン・ハサウェイジェシカ・チャステインマイケル・ケイン
 近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新たな惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことに。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者アメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフに“必ず帰ってくる”と約束するクーパーだったが…。<allcinema>
2014年 原題:INTERSTELLAR 上映時間:169分 製作国:アメリ
必ず、帰ってくる。
それは宇宙を超えた父娘の約束――。

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
プロダクションデザイン:ネイサン・クロウリー
音楽:ハンス・ジマー
出演:
マシュー・マコノヒー/クーパー
アン・ハサウェイ/ブランド
ジェシカ・チャステイン/マーフ
エレン・バースティン/マーフ
マイケル・ケイン/ブランド教授
マッケンジー・フォイ/マーフ
ティモシー・シャラメ/トム
ジョン・リスゴー/ドナルド
デヴィッド・オイェロウォ/校長
ケイシー・アフレック
マット・デイモン
声の出演:ビル・アーウィン/TARS
長尺だと覚悟して観に行ったんですが、長さはそれほど感じませんでしたね。
とにかく映像が素晴らしい。
技術の高さを満喫出来る映像は、やっぱり大きなスクリーンで観なくては、
と思わせてくれます。

砂にまみれて植物もろくに育たない未来。
希望もない地球を救うためのミッションが行われることに。
そのパイロットに選ばれたクーパーは、
家族を守るために、必ず成功させて帰ってくると誓って旅立ちます。

彼は果たして生きて帰って来られるのか。

科学的な難しい説明は、はっきり言って分かりません。
もちろん理解できるに越したことはないけど、理解してなくても楽しめるように、
クーパーの家族への愛情がメインになっていました。

彼だけでなく、一緒に宇宙に出たブランドも自分が愛した人を信じていて、
え?愛で全てを解決すのか?それだとあまりに安直過ぎないか…?
と思ってしまうこともあったけど、そこまで非科学的ではなく…。

五次元の世界なんてチンプンカンプンだけど、
未来と繋がってしまった、という分かるような分からないような結論には、
あり得ないと笑ってしまうのではなくて、ほのぼの~としてしまいました。

クーパーを演じたマシュー・マコノヒー
最近よく目にしますが、いろんな役を演じていて幅の広さを感じます。
ブランドを演じたアン・ハサウェイも良いけど、
クーパーの成長した娘を演じたジェシカ・チャスティンが良かったです。

マット・デイモンが出てきたときには、これは何かあるぞ、と思いました。
こんな大物が出てるんですもんね~。
ただでは起きませんよ^^;

結局はクーパーとマーフの親子愛が地球を救う、という至って普通の展開なんだけど、
それが一番安心できる着地点なのかもしれませんね。

エンターテインメントとして楽しめる作品と言えるでしょう。


2014.11.25観賞