わたしは生きていける

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 第三次世界大戦を背景とした終末世界を舞台に綴られるメグ・ローゾフのベストセラーYA小説『わたしは生きていける』を「ラブリーボーン」「ハンナ」のシアーシャ・ローナン主演で映画化した異色の青春ドラマ。イギリスに暮らすいとこたちのもとでひと夏を過ごすことになったアメリカ人少女が、突如始まった戦争に巻き込まれながらも、愛する人への想いを胸に過酷なサバイバルを繰り広げる姿を描く。共演は英国期待の若手、ジョージ・マッケイとトム・ホランド。監督は「運命を分けたザイル」「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド
 ニューヨークに暮らす16歳の少女デイジーは、叔母のもとでひと夏を過ごすため、単身イギリスへとやって来る。生まれたときに母親を亡くし、複雑な家庭環境で育ったために、心が荒んでかたくなだったデイジー。そんな彼女を郊外ののどかな自然と3人の純真ないとこたちが温かく迎える。彼らと過ごすうちに、デイジーも穏やかな心を取り戻していく。そして、いつしか長兄エディと恋に落ちていくデイジー。そんな矢先、世界は第三次世界大戦に突入してしまう。イギリスには戒厳令が敷かれ、デイジーたちは突如現われた軍に拘束され、男女別々の収容施設へと連行されてしまう。やがてエディとの再会を信じて施設を抜け出すと、決死のサバイバルを開始するデイジーだったが…。<allcinema>

2013年イギリス 原題:HOW I LIVE NOW 上映時間:101分
それでも、世界が続くなら――
原作:メグ・ローゾフ『わたしは生きていける』(理論社刊)
脚本:ジェレミー・ブロック  ペネロピー・スキナー  トニー・グリゾーニ
音楽:ジョン・ホプキンス
出演:
ジョージ・マッケイ/エディー
ハーリー・バード/パイパー
アンナ・チャンセラー/ペンおばさん
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まさかまさかの第三次世界大戦ものでした。
NYからやってきた来た少女は、心を病んでいて、
イギリスの田舎暮らしになじまない。
そんな少女に起こった世界大戦。
原子爆弾だと思われる爆風のシーンは、予備知識がなくてびっくりしてしまった。
そこで一瞬にしてのどかな風景から、殺伐とした戦争モードに突入。

アメリカ人の少女は、帰国することもできたのに、
従兄と恋愛関係に陥ってしまっていて、帰国をキャンセル。
民間人の隔離施設が襲撃されて、そこからのサバイバルシーンはかなり過酷です。

敵が何者なのか、詳しくは描かれていなくて、
そういう部分より、とにかく過酷な逃避行と悲惨なシーンによって
戦争の酷さを表していました。

終戦によって再会できた少女と従兄ではあったけど、
彼は心に傷を負って帰って来ました。
そういう部分でも戦争の悲惨さを描いています。

戦争とは無縁のようなのどかな風景が、
たった一発の爆弾で一変して行く様が印象的でした。

シアーナ・ローシャン
ハードな作品が多いけど、気になる女優さんです。