エール!

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 本国フランスで大ヒットした笑いと感動のハートフル家族ドラマ。フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、両親も弟も全員耳が聴こえない。それでもポーラが通訳係をすることで、特段の不便も感じることなく、明るく楽しい家庭を築いていた。そんな中、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧められる。歌手になることを夢みるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女なしでは日常生活もままならないと、動揺を隠せない。夢は諦めきれないが、家族のことを思うとどうしてもパリ行きを決断できないポーラだったが…。大好きな家族を放っておけず自らの夢に二の足を踏んでしまうヒロインの葛藤と家族の強い絆を心温まるタッチで綴る。主演はフランスの人気オーディション番組から歌手デビューを果たし、本作が女優デビューとなる新星ルアンヌ・エメラ。監督は「ビッグ・ピクチャー 顔のない逃亡者」のエリック・ラルティゴ。<allcinema>
2014年 原題:LA FAMILLE BELIER THE BELIER FAMILY
上映時間:105分 製作国:フランス
届け! 心のまんなかに。
監督:エリック・ラルティゴ
原案:ヴィクトリア・ベドス
脚本:ヴィクトリア・ベドス  スタニスラス・キャレ・ドゥ・マルベリ
エリック・ラルティゴ トマ・ビデガン
音楽:エフゲニー・ガルペリン サーシャ・ガルペリン
出演:
ルアンヌ・エメラ/ポーラ・ベリエ
カリン・ヴィアール/ジジ・ベリエ
フランソワ・ダミアン/ロドルフ・ベリエ
エリック・エルモスニーノ/トマソン

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主人公のポーラ以外は、家族がみんな耳が聞こえないという設定。
そんな中、ポーラがパリの音楽院に行くことになって、
家族が動揺しつつ、応援していくお話。

お国柄というのでしょうかね。
日本では10代の娘にセックスの話はしないよね~と、ちょっと苦笑い。
母親の感情表現が激しいのは、耳が聞こえないということだけではなく、
やはりこれもお国柄かな。

特殊な環境ではあるけど、愛情あふれる家族との関係は温かい。
冷静な父親と感情的な母親と、それぞれの愛情の示し方に
国境はありませんでした。

家族や親友、音楽の先生など、周囲の描き方が良くて、
耳が聞こえないことを日常的にさらり描く辺りは、
フランスらしいというのかもしれませんね。