恋妻家宮本 (2016)

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 TV「家政婦のミタ」の人気脚本家・遊川和彦重松清の『ファミレス』を原作に、記念すべき監督デビューを飾ったコメディ。子どもが巣立って2人きりの生活を送る中年夫婦を主人公に、妻が隠していた離婚届を見つけしてしまった夫の戸惑いと混乱をコミカルに綴る。主演は阿部寛天海祐希、共演に菅野美穂相武紗季富司純子
 50歳の中学校教師、宮本陽平と専業主婦の妻、美代子。一人息子が結婚して家を出たことで、できちゃった婚だった2人は初めて夫婦2人きりの生活を送ることに。しかし、どこかぎこちなさが拭えず、居心地の悪さを感じてしまう2人。そんな中、陽平は本棚に隠してあった美代子の捺印済みの離婚届を見つけてしまう。理由が分からず困惑する陽平だったが、優柔不断な彼は直接問いただす勇気もなく、ただオロオロするばかり。1年前から通い始めた料理教室で仲間に相談するも、“奥さんが不倫しているに違いない”と言われ、ますます混乱してしまう陽平だったが…。<allcinema>

2016年 上映時間:117分
その夫婦は、離婚届から始まった。
監督:遊川和彦
原作:重松清『ファミレス』(日本経済新聞出版社刊)
脚本:遊川和彦
音楽:平井真美子
劇中歌:吉田拓郎『今日までそして明日から』
出演:
阿部寛/宮本陽平
天海祐希/宮本美代子
菅野美穂/五十嵐真珠
相武紗季/門倉すみれ
工藤阿須加/大学生の陽平
早見あかり/大学生の美代子
奥貫薫/井上尚美
佐藤二朗/五十嵐幸次
富司純子/井上礼子

阿部寛天海祐希が夫婦役なんて、なんて豪華な!
と思っていたけど、中年夫婦役なので、どちらもくたびれております。
阿部さんに関して言えば、最近くたびれた中年役も板についてきた、
そんな感じではありますけどね。
天海さんは、カッコいい女性を演じてきていて、
それが好きだったので、あまり観たくない姿だったかも^^;

それでも、最後に旦那さんに向かって啖呵を切るシーンは
カッコ良かったですけどね。

夫婦の危機を描いた作品かと思えば、
夫の教え子との話が絡んできて、
意固地なおばあちゃんと孫、その母親との話は、
実は本筋より印象的だったんですよね~。
お弁当のエピソードなんて、分かっていても泣けました。

夫婦の話では、阿部さんの若いころを演じた工藤阿須加くんが、
頼りなげで良かったです。

予定調和でも感動できる展開はいくらでもあるけど、
どうにも入り込めないままに終わってしまいました。

エンディングで突然歌い出したときはびっくりしたけど、
これは反則~!というくらいインパクトあり。
泣けそうなくらいに感動しちゃいました^^;

さて、原作はどうなっているのか、気になるところです。