嫌われ松子の一生

これは映画じゃなくて、原作本を読みました。
最近のわたしの読書傾向は、映画の原作本。
前回は、江国香織さんの『東京タワー』でした。

で、『東京タワー』も良かったけど、『嫌われ松子の一生』は止まらなかった。
ただ単純に、松子の一生を描いた物だったんだけど、
波乱万丈、というのかな。
男運がない上に、男に頼った生き方しか出来なかったから、仕方なかったんだ。

でも、昭和45年に新任教師だった松子にとっては、
やっぱり男に頼って生きることは、普通のことだっただろう。
今みたいに、女性の地位が確立されてたら、松子の一生はもっと違ったかも・・・。
いやいや、松子はいつの時代に生きても、男に依存して
でもって裏切られて、それでも懲りずに男を求めて生きてたかな。

そんなこと考える余裕もなく、いっきに読んでしまったけどね。
何かしら、自分に役に立つことが書かれてる本ではなかったけど、
共感できる部分は少なかったけど、女としての松子は嫌いじゃなかった。

映画、観てみるかな・・・。