向日葵の咲かない夏
10月の1冊は【向日葵の咲かない夏】
今回は、知らない作家さんに挑戦しようと、書店を回っていた時
今回は、知らない作家さんに挑戦しようと、書店を回っていた時
「このミステリーがすごい!2009年度」作家別第1位
という帯が目に付きました。
とても読みやすい文章で、あっという間にページをめくってしまいました。
小学4年生のミチオ君が主人公で、
夏休み前の終業式の日から始まります。
夏休み前の終業式の日から始まります。
たとえ小学生が主人公とはいえ、
行動力も思考力も、それは大人顔負けで、その部分に違和感がないわけではないけど、
子供らしい残酷さや純粋さも感じることはできます。
行動力も思考力も、それは大人顔負けで、その部分に違和感がないわけではないけど、
子供らしい残酷さや純粋さも感じることはできます。
ミチオ君とその妹ミカ。
同級生のスミダさんやハチオカ。
そして自殺したのはS君。
ネーミングが変わっています。
同級生のスミダさんやハチオカ。
そして自殺したのはS君。
ネーミングが変わっています。
S君はいじめられっ子で、その所為で自殺したのか。
その死体を隠したのは担任の先生なのか。
百葉箱を覗きにくる泰造老人は、事件を目撃したのか。
その死体を隠したのは担任の先生なのか。
百葉箱を覗きにくる泰造老人は、事件を目撃したのか。
前半は、担任の先生がらみで進んで行きます。
先生の特殊な趣味が明らかになったりすると、
これは絶対犯人かも、と思ってしまうのですが…。
先生の特殊な趣味が明らかになったりすると、
これは絶対犯人かも、と思ってしまうのですが…。
後半は、ミチオ君が謎ときを始めて進むのですが、
二転、三転して犯人に、事件の全容にたどり着きます。
二転、三転して犯人に、事件の全容にたどり着きます。
そしてそこに“生まれ変わり”がついて回ります。
さて…。
死んだら何に生まれ変わりたいでしょうか…。
死んだら何に生まれ変わりたいでしょうか…。
ミチオ君にも、複雑な家庭の事情がありました。
その所為で自分の世界に籠るようになってしまったのでしょうか。
その所為で自分の世界に籠るようになってしまったのでしょうか。
本当にそこに生まれ変わりが存在したのか、
それともミチオ君の想像なのか、
ミチオ君しか分からないのです。
それともミチオ君の想像なのか、
ミチオ君しか分からないのです。
でも、決しておとぎ話のようではなく、
しっかりしたミステリーであることは間違いありません。
しっかりしたミステリーであることは間違いありません。
今月はもう一冊挑戦しようかな♪